世界遺産の博物館島! ドイツ・ベルリンではずせない観光名所

博物館島!5つの博物館が集まるドイツ・ベルリンの世界遺産

シュプレー川に浮かぶ博物館の島。写真右手に見えるのは島の北端にあるボーデ博物館

<目次>
ベルリン観光のハイライトのひとつが、世界遺産に登録されている博物館島「ムゼウムスインゼル(Museumsinsel)」。ベルリンを横断するシュプレー川に浮かぶ中洲の北半分に、ペルガモン博物館(Pergamonmuseum)、新博物館(Neues Museum)、ボーデ博物館(Bodemuseum)、旧ナショナルギャラリー(Alte Nationalgalarie)、旧博物館(Altes Museum)と5つもの博物館や美術館が集まる、文字通り「博物館の島」です。
 
ペルガモン美術館

巨大遺跡の展示に圧倒されるペルガモン博物館。ここだけで丸一日かけたいほど見応えあり!

全部まわろうと思ったらとても一日では足りない見ごたえのある博物館の数々。歴史や文化に特に興味がある人なら、ペルガモン博物館だけでも丸一日を費やしてしまうかもしれません。

ここでは博物館島の歴史、チケット情報、各博物館の見どころなどをご紹介します。なかには行列のできる博物館もあるので、旅程と相談しながら時間に余裕をみて予定を立ててくださいね。
 

<DATA>
Museumsinsel
アクセス:SバーンFriedlrichstr. またはHackescherMarkt駅から徒歩10分。バスの場合は100番、200番でLustgarten下車

博物館島近くのおすすめスポットはこちら>>>ベルリンの人気観光スポット ハッケシャ―・ホーフ
 

ベルリン博物館島の歴史

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歴史に翻弄された博物館島。写真は2009年に再オープンした「新博物館」。あえて残された銃弾の跡が印象的

この中洲に初めて博物館ができたのは1830年。プロイセン王室のコレクションを収めるために建てられた「旧博物館」でした。その後100年の間に「新博物館(1859年)」「旧ナショナルギャラリー(1876年)」「ボーデ博物館(1904年)」「ペルガモン博物館(1930年)」が完成。歴史的にも文化的にも重要な文化複合施設体として1990年にユネスコ世界遺産に登録されました。

博物館島は第二次世界大戦で大きな被害を受け、戦後ベルリンが東西に分断され多くの人々が離れ離れになってしまったのと同じく博物館島のコレクションも東西に分割されて保存されることになりました。東西ドイツ再統一後はコレクションを元の展示場に戻し、建物の修復・再建が進められています。
ジェームス・ジモンギャラリー

博物館島の新たな玄関口となるジェームス・ジモンギャラリー。設計はデイヴィッド・チッパーフィールド。

2019年7月には博物館島の総合エントランスとなる新たな建築「ジェームス・ジモン・ギャラリー James-Simon-Galerie」が完成し、カフェやショップを併設した総合案内所としてオープン。現在は地下通路を通ってペルガモン博物館と新博物館へアクセスすることができますが、将来的には他の博物館とも繋がる予定です。
 

博物館に入り放題のチケット「ミュージアムパス」がお得!

博物館島で1日に2か所以上の見学を予定しているなら、5つの博物館に入り放題のチケット「Bereichskarte」(1日有効で18ユーロ)がお得。博物館島以外にも、ベルリンでたくさん博物館をまわりたい! 思う存分アート鑑賞したい! という人は、ベルリン市内50か所の博物館や美術館に入り放題のチケット「ミュージアムパス(Museumpass)」がおすすめ。こちらは3日間有効で料金は29ユーロ~なので、例えばペルガモン博物館と新博物館の2館だけでも元が取れてしまいます。おまけに入場待ちの行列に並ばなくてもいいので時間を節約したい旅行者にはとっても便利。

ただし現在のところペルガモン博物館は時間ごとに入場制限されているので、事前にホームページや観光案内所で予約することをおすすめします。ミュージアムパスは観光案内所や加盟博物館で購入できますが、一部修復中のこともあるのでホームページで最新情報を確認するようにしてください。

ベルリン観光局HP「ミュージアムパス」のページ
http://www.visitberlin.de/en/article/museum-pass-berlin
 

ベルリン博物館島の見どころと見学情報

博物館の島にある5つの博物館の見どころと見学情報(住所、チケット料金など)をご紹介します。
 

博物館島1:ペルガモン博物館

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ペルガモン博物館の見どころのひとつ「ゼウスの大祭壇」 (C) Berlin Tourismun& Kongress GmbH

ムゼウムスインゼルで一番人気の博物館といえば、ベルリンで一番入場者数が多い(年間約百万人!)「ペルガモンムゼウム(Pergamonmuseum)」。神殿を思わせるコの字型の建物に、巨大な古代遺跡が展示されている規模の大きな博物館です。古代ギリシャのペルガモンで発掘された「ゼウスの大祭壇」(紀元前180年~)(※修復中のため現在は見学不可)をはじめ、青と金色が鮮やかな古代バビロニアの「イシュタル門」(紀元前560年頃)、「ミトレスの市場門」(紀元前120年頃)などが当時そのままに再構築されていて、スケールのあまりの大きさに圧倒されること必至。時間に余裕をもってじっくり見学したいところです。

※現在、時間ごとに入場制限されているので事前予約がおすすめです。

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Pergamonmuseum
住所:Bodestr. 1-3 10178 Berlin ※入口は総合エントランスとなる「ジェームス・ジモン・ギャラリー」
TEL:030 -266424242
営業時間:10:00~18:00(木曜~20:00) 
入館料:19ユーロ
アクセス(5館共通):SバーンFriedlrichstr. またはHackescherMarkt駅から徒歩10分。バスの場合は100番、200番でLustgarten下車。
 

博物館島2:新博物館

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2009年の再オープン以来世界中から多くの来場者を集める「ノイエス・ミュージアム」。写真は館内のエジプト博物館エリア

戦後60年も廃墟として残っていた「ノイエス・ムゼウム (Neues Museum)」が再建され2009年にオープン。歴史をとどめる場所として、一部の柱や壁に戦争時の銃弾の跡があえて残されたままになっているのが印象的です。新博物館の一番の目玉はなんといっても「王妃ネフェルティティの胸像」。この部屋だけは写真撮影禁止で厳重な警備で守られています。古代エジプト美術の最高傑作といわれる絶世の美女をしっかりと目に焼き付けましょう。

<DATA>
Neues Museum
住所:Bodestr. 1-3 10178 Berlin
TEL:030 -266424242
営業時間:10:00~18:00(木曜~20:00)
入館料:12ユーロ
 

博物館島3:ボーデ博物館

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博物館島の北端に位置するボーデ博物館。6年間の改修を終え2006年に再オープン

博物館島の北端に位置するのが、6年間の改修工事を終え2006年に再オープンした「ボーデムゼウム (Bodemuseum)」。彫刻、ビザンティン美術、コインなど貴重で膨大なコレクションが展示されています。週末は博物館の前で蚤の市が開かれます。

<DATA>
Bodemuseum
住所:Am Kupfergraben 10117 Berlin
TEL:030 -266424242
営業時間:火~日曜10:00~18:00(木曜~20:00)月休
入館料:12ユーロ
 

博物館島4:旧ナショナルギャラリー(旧国立博物館)

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古代ギリシャの神殿のような「アルテ・ナショナルギャラリー」は18世紀~の絵画コレクションが中心の美術館

アテネにあるアクロポリスをお手本に建てられたという、古代ギリシャ風の外観が印象的な「アルテ・ナショナルギャラリー(Alte Nationalgalerie)」。カスパー・ダヴィト・フリードリヒやアーノルド・ベックリンはじめとするロマン主義や古典主義、ビーダーマイヤー様式、マネやセザンヌなどの印象派、初期モダニズムの絵画を中心に展示している美術館です。

<DATA>

Alte Nationalgalerie

住所:Bodestr. 1-3 10178 Berlin
TEL:030 -266424242
営業時間:火~日曜10:00~18:00(木曜~20:00)月休
入館料:10ユーロ
 

博物館島5:旧博物館

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庭園ルストガルテンに面した「アルテス・ミュージアム」 (C)Berlin Tourismun&Kongress GmbH

ベルリン大聖堂と同じ庭園ルストガルテンに建つ「アルテス・ムゼウム (Altes Museum)」は、1830年にオープンしたムゼウムスインゼル初の博物館です。建築家カール・フリードリヒ・シンケル設計の建物は、18本の円柱が並ぶ正面玄関や円形ホールが印象的。戦争で破壊された後、1960年代に再建され、現在は古代ギリシャやローマ時代のアンティークコレクションを展示する博物館となっています。

<DATA>
Altes Museum
住所:Am Lustgarten 10178 Berlin
TEL:030 -266424242
営業時間:火~日曜10:00~18:00(木曜~20:00)月休
入館料:10ユーロ

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