アタッチメントを装着するのもガジェット使いの楽しみ

パソコンやスマホの普及以降、機能アップはソフトウェアのアップデートで行うというのが当たり前になってきました。かつて、機能アップといえば、アタッチメントと呼ばれる追加ハードを装着するのが一般的で、その、何か別のハードウェアを目的のために調達して装着するというのは、なかなかワクワクするものではありました。

レンズ交換式の一眼レフカメラや、様々なオプションパーツが用意された「Go Pro」、エレキギターのエフェクター類、キーボード着脱式のタブレット、といった機器につい惹かれてしまうのも、多分、アタッチメント好きの血によるものかも知れません。

もちろん、今もアタッチメント的な製品は時々登場しています。今回、バード電子が発売した2つの製品も、現代のアタッチメント。元々良い製品にプラスアルファすることで、より体に馴染む製品にしてくれるのはバード電子の得意技でもあります。

iPhone 6 Plusをはじめとする、大きめのスマートフォンや、ちょっと小さなタブレットの、片手では使いにくいという部分を解決する製品と、iPhoneと組み合わせることでスキャナのようにも使えるLEDデスクライト、PFUの「Snaplite」をデスクライトやベッドサイドライトとして、より快適に使えるようにするための製品を紹介したいと思います。

iPhone 6 PLUSを片手で持つための「TOTTE」

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バード電子「TOTTE BB」3300円(税別) 他に、PU製の廉価版(1800円・税別)もある。

バード電子の「TOTTE」(とって、と読みます)は、その名の通り、iPhone 6 PLUSなどの大きめのスマートフォンや、Kindle Paperwhiteのような、ちょっと小さいタブレットのための、片手で持った時に安定して持てて、取り落としにくくするための革製の「把手(とって)」です。

スマートフォンなどの裏側に貼り付けて使う「把手」的なアイテムと言うのは、これまでも色々と製品化されていますが、バード電子の「TOTTE」は革製品であるというのが珍しく、また、革製品だからこそ、他社製品に比べて未使用時に邪魔にならず、使用時には指に馴染む製品に仕上がっています。
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スナップボタンを外して取っ手を立ち上げて使う。普段は畳めるので場所も取らない。

元々のアイディアは、iPhoneを片手で取り回すために、背面にマジックテープを貼り付けて、そこに指を引っ掛けるループを作っていた、文具王こと高畑正幸氏のスタイル。それを高畑氏の許可を得て、バード電子とrethinkの守川武氏がデザイン、製品化したもの。ミニマムな革製品を得意とするrethinkらしさも取り入れて出来上がったのが、革製で把手部分が立ち上がるスタイルで作られた革の把手です。
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こんな風にスマホや小型のタブレットに貼り付けて使う。写真は、Kindle Paperwhiteに、廉価版のPU製のTOTTEを貼り付けたところ。

製品は、革の土台の上に、半円形に中が刳り貫かれた把手が付いていて、スナップで留めてある、それだけです。裏がシールになっていて、どこにでも貼り付けることが出来ます。この部分をiPhoneなどのスマートフォンの背面カバーに貼り付けて使うのが一般的な使い方でしょう。使用時にはスナップボタンを外して把手部分を立ち上げ、そこに指を通してスマホを持つだけ。

ただ、背面で指が通っているだけですが、それだけで、しっかり持たなくても手の上でスマホが安定するのが分かるはずです。親指も自由になるから操作も片手で行えます。もちろん、そう簡単には取り落としません。
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こんな風に指を通す。ガイド納富は直接貼り付けているが、通常iPhoneなどに貼る場合、背面カバーに貼り付けて使う方が色々と安全だ。

ガイド納富の場合は、スマホはiPhone5sで、何もしなくても片手で普通に扱えるので、愛用しているKindle Paperwhiteの背面に直接貼り付けて使っています。これが快適で、片手での読書がより安定したのは当然として、寝ながら本を読みたい時の快適さが数段アップしたのが嬉しいところでした。

何といってもKindleを支えるのに、ほとんど力が要らないというか、支えようと意識する必要も無いので、かなり自由なポジショニングで本を読むことができるのです。Paperwhiteの軽さもあって、本当に楽です。うっかり顔の上に落とすということもありません(少なくともガイド納富は、「TOTTE」を付けて以来一度もありません)。
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力を入れなくても片手で支えられて便利。使いやすい位置に貼るために、貼り付ける前に何度かシミュレーションすると良い。

「TOTTE」には、安価な合皮バージョンと、ちょっと豪華なブッテーロ(牛革)バージョンの二つが用意されているというのも、製品の特性を考えたラインアップですね。デザイン性と革製品としての使い勝手が欲しい人には、指にしっとりと馴染み、見た感じも美しいブッテーロバージョン、とにかく入手して使いたいという方には合皮バージョンといった具合に、好みで使い分けることが出来ます。こういうアタッチメント的な製品だからこそ、好みが反映できるようになっている、というあたり、バード電子はアタッチメント心を分かっているメーカーだと言えるでしょう。

次ページではSnapliteのアタッチメントをご紹介します。

PFU「Snaplite」をグレードアップしたデスクライトにする「ライトシェード」

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バード電子「LITE SHADE ホワイト」3000円(税別) カラーバリエーションは他に、ブルー、グリーン、オレンジがある。l

バード電子の「ライトシェード」は、PFUのiPhoneとの組み合わせでスキャナ的な使い方が出来るデスクライト「Snaplite」専用のシェードです。ガイド納富は、この「Snaplite」をメインの仕事机で毎日使っているのですが、実は使用時に時々光源が目に入って眩しいため、トレーシングペーパーで覆いを作っていました。(「Snaplite」を紹介している記事「普段使いのデスクライトがiPhoneを乗せると変身!」参照)

でも、それではちょっと着脱もしにくいために、バード電子で作れないかとお願いしたことが商品化のきっかけになっています。だから、ガイド納富が気に入っているのは当たり前というか、本当に欲しかった製品なのです。
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Snapliteを正面から見ても光源が目に入らず、とても快適。

要するに、「Snaplite」のスキャナとして使うために光源がやや前方を向いているという点をシェードで覆いつつ、スキャナとしてもそのまま使えるようにする、というだけの、本当に、Snaplite専用のシェードなのです。でも、Snapliteをデスクライトとしてフルに使っている人なら、この製品のありがたさが分かると思います。作業中に光源が直接目に入らない安心感は、使っていると、しみじみありがたいなと感じます。

それでいて、スキャン性能を損なうことはないのですから、「Snaplite」がバージョンアップしたように感じられます。バード電子のホームページからだと、本体とシェードのセットで購入できるのですが、デスクライトやベッドサイドライトとして使う予定がある方は、もれなくセットで購入することをオススメします。
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グリーンのライトシェードを使うと机の上がアメリカ映画のムードに。

そして、これがまたバード電子ならではというか、アタッチメント心をくすぐる所なのですが、この「ライトシェード」、全部で4色あります。実用とデザイン的なまとまりだけを考えれば、乳白色で半透明の「ホワイト」一色で事足ります。しかし、ランプシェードとして考えれば、いくつかの色から選べると、部屋のムードも演出できますし、「Snaplite」をより違った照明機器として生活の中に溶け込ませることが出来ます。

色は、乳白色の「ホワイト」の他、アメリカ映画などに良く出てくるバンカーライトを思わせる緑色の「グリーン」、イタリアンな照明機器風の暖かみのある「オレンジ」、クールなコバルトブルーで間接照明にも映える「ブルー」の全四色。気分によって色を変えられて価格的にもお得な4色セットが用意されているのもバード電子らしいきめ細かいサービスですね。
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クールな間接照明のムードになるブルー。


ガイド納富の「こだわりチェック」

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イタリアンなオレンジは暖かい光。写真は蛍光色だが、電球色と組み合わせると、さらに冬向きの光になる。

こういう、別のメーカーの製品のためのアタッチメントは、大量生産に向くものではなく、だからこそ、アイディアをそのまま活かした製品化も出来るのですが、一つ一つは、手作りに近い形で作られているので、どうしても価格が高めになります。

そのことを作る側も分かっているので、アイディアだけでなく、価格に見合った丁寧な仕事も含めて、他にはない製品が作られているわけです。それは「TOTTE」のデザインやステッチに見る仕事の丁寧さ、「ライトシェード」の型ではなく手曲げで成形されているからこその透明感が、実際にキレイに光を通している姿などを見れば、一目瞭然ですね。
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スマホのカメラとライトシェードを組み合わせると、カラーフィルターになる。これが、なかなかキレイに撮れるのだ。

そして、例えば、iPhone 6 PLUS用に作られた「TOTTE」が、Kindle Paperwhiteでも使えるように、Snaplite専用の「シェード」が、iPhoneなどの撮影時の色フィルターとして使えたり(乳白色以外ですが)と、アタッチメントから離れて、ユーザーが好きな使い方を考えることもできます。そうでなくても、シェードの色を好きに変えられるLEDデスクライト、というのも、なかなか無いわけで、そういうものを持っていられる、製品として普通に売られている、というのは、本当に嬉しいことだと思うのです。

<関連リンク>

バード電子「TOTTE」の購入はこちらから

バード電子「ライトシェード」の購入はこちらから
「ライトシェード」とPFU「Snaplite」本体のセットも購入できます
1個づつ買うよりお得な「ライトシェード」四色セット購入はこちら
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