フランス語

フランス語での相槌の打ち方!「へえ~そうなんだ」はどう表現?

フランス語の相槌を打つことで、会話をはずませることができます。「そうなんだ!」などの相槌はどう表現すべき? 円滑なコミュニケーションや外国語学習という観点からも、相槌によって相手のフランス語をたくさん聞くことができるのは大きなメリットです。

越智 三起子

執筆者:越智 三起子

フランス語ガイド

フランス語での相槌の打ち方

フランス語の相槌の打ち方

スラスラとした会話はまだ難しくても、上手にあいづちを打つことで、ドンドン会話をはずませることができます。円滑なコミュニケーションという点でも、また外国語学習という観点からも、あいづちによって相手のフランス語をたくさん聞くことができるのは大きなメリット。今回は、相手から話をどんどん引き出すあいづちフランス語のお勉強をしてみましょう。
 
<目次>
   

フランス語で相槌するコツ……最重要は言葉にあらず!

表情、声のトーンも大事な要素

表情、声のトーンも大事な要素

あいづちの表現は、短いものが多いのでそれほど難しくはありませんが、何よりも大事なのは演技力です。外国語になるととたんに棒読みになってしまう方も多いですが、これからお勉強する言い回しは全てが声の大きさやトーン、表情などがとても大切になってきます。まずは、相手の話をしっかり聞いているということを示すために、眼を見ることからはじめましょう。当たり前のようですが、言葉探しに夢中になって「どこを見ているの?」という状態になってしまうことも多い外国語での会話。ちなみに、les sourcils(まゆげ)を上にあげると興味を持っていることを表情で伝えられますので覚えておくといいですね。
 

フランス語の相槌の最強フレーズ「ア ボ~ン」を使いこなそう

「よし、頑張るぞ!」と心の準備が整ったら、まずは、あいづちの最強フレーズAh bon. (ア ボン)で練習してみましょう。フランス語超初心者の方でも、あいづちはこれだけでほぼ乗り切れるといっても過言ではありません。Ah bon.の日本語訳としては「あっ、そう(なの)」が一番近いかもしれません。使い方も日本語の場合と同様で、Ah bon ?と疑問形にして語尾をあげれば、「えっ、そうなんですか?」という質問の意味になりますし、肯定文ですと相手の言葉に対する「へえ~そうなんだ」というリアクションになります。ですので、どんな話を聞いたかによってAh bon. Ah bon ! Ah bon ?と、「. 」か「!」か「?」の部分が実際はかなり重要になってきます。日本語で、「そうなの…」、「そうなの!」、「そうなの?」という感覚で練習するとバッチリです。
 

フランス語の相槌で絶対外せない共感フレーズ

では、相手にどんどん話してもらうためには欠かすことのできない「はい」、「そうですね」などの共感フレーズをおさえておきましょう。
  • Exactement.(エグザクトマン/確かに)
  • D'accord.(ダコール/なるほど)
  • (Oui, )tout a fait.(ウイ トゥタフェ/(ええ)確かに)
  • Oui oui.(ウイウイ/そうそう。)
  • Je vois.(ジュ・ヴォア/なるほど)
いずれのフレーズも、先ほどのAh bon.の例のようにちょっと大げさなくらいに言うのがいいでしょう。「そうですね」と言いたいときには、tu(チュ/君)で話している相手であれば、Tu as raison.(チュ ア レゾン/君は正しい)vous(ヴ/あなた)で話している相手であれば Vous avez raison.(ヴザベ レゾン)も使えます。
 

フランス語の相槌で使える驚き・感動フレーズ

リアクションは大げさなくらいで!

リアクションは大げさなくらいで!

相手の話を聞きながら、「嘘!」「本当?」というように驚きを表すリアクションをすることで、会話はますます楽しいものになります。日本語で言うときと同じように感情をこめて使ってみましょう。  
  • Oh! là là ! (オ ララ/おやまあ ! ) 
  • Ça alors !(サ アロール/まさか!)
  • Impossible !(アンポッシブル/不可能!)
  • Pas possible !(パ ポッシブル/ありえない!)
  • Tu plaisantes !(チュ プレザント/嘘でしょ!)
  • C'est pas vrai !(セ パ ヴレ/嘘!)
フランス語の否定文は通常動詞をne(ヌ)とpas(パ)ではさみますので、最後のフレーズはCe n'est pas vrai. (ス ネ パ ヴレ/それは本当ではない)のneが落ちたものになります。フランス語会話では、否定のneはしばしば落ちることがありますが、このC'est pas vrai !の例などは、neがない方が発音しやすく感情も込めやすいのでそのまま覚えておくといいですね。肯定形のC'est vrai.(セ ヴレ/本当です)も、語尾を上げてC'est vrai ?と疑問形にすることで会話にリズムがうまれます。

もちろん、話の終わりには、「すごい!」という意味のC’est cool ! (セ クール!)やC’est super !(セ スュペール)などのあいづちもお忘れなく!
 

質問や繰り返しで相槌の達人に

相手にどんどん話してもらうためには、疑問詞を使って質問しましょう。フランス語版5W1Hに関しては記事『フランス語の疑問詞の覚え方!日常会話の基本』を参考にしてください。

また、聞くだけでなく、会話力アップにかなり有効なのが相手の言ったフレーズを主語を変えて繰り返してみるというテクです。例えば、Je suis allé à Paris. (私はパリに行きました)というフレーズを相手が言った場合に、あいづちがわりにAh, tu es allé à Paris !(ああ、君はパリに言ったの!)と主語と動詞の活用を変えてリピートしてみましょう。動詞の活用練習になることはもちろん、内容の確認にもなりますし、間違っていた場合も直してもらえる確率がぐんとアップします。ぜひ、試してみてくださいね。

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