医療系以外の分野の専門学校の入試は基本的に4種類あります

入試における選考方法の詳細は、当然のことながら各学校ごとに違いがあるものの、医療系以外の分野では、大まかに次の4種類に分類されます。
  1. AO入試
  2. 推薦入試
  3. 一般入試
  4. 社会人入試

それぞれの入試の種類について、特徴や時期、選考方法、どんな人に向いているかをまとめてみました。

1.AO入試(アドミッションズオフィス入試)
◎おススメの方
高校生で、希望分野の中で絞り込んだ複数の学校の体験入学やオープンキャンパスに何度も参加して十分な比較検討ができている人。

◆時期:6月~8月
いつから申し込みがスタートして、出願受付ができるかは都道府県ごとに取り決めがあります。詳細は下記のサイトでご確認ください。
《参考》
都道府県の専門学校協会の一覧

◆選考方法
書類審査(+課題の提出など)

◆特徴
『エントリー』という出願前の仮申し込みをした後に本出願となります。手続きが2段階になっているのが特徴的です。エントリーは6月から始まり、8月に本出願をした後に合格内定が出るケースが一般的です。

◆注意点
エントリーの時期を考えるならば、高2の後半ぐらいからは体験入学やオープンキャンパスに積極的に参加して志望校の絞り込みを早めにしていなくてはいけません。

出願のタイミングも夏休みにあたりますので、調査書などの提出書類の準備も含めて、事前に高校の進路や担任の先生には相談しておきましょう。

また、合格の内定が出た後も引き続き課題の提出や入学前プログラムに参加しなくてはいけない学校がありますので、卒業までのスケジューリングの確認も怠れません。

実は、専門学校に入学してから中途退学に至るのも、このAO入試組が一番多いのが現実です。それは早めの進路決定を焦るあまり十分な比較検討をしないで決めてしまうことが原因になっていることがほとんどです。

2.推薦入試
在籍している高等学校長や担任から推薦を受けて出願できる“指定校推薦”と、受験者自らを推薦する“自己推薦”があります。

・指定校推薦
◎おススメの方
高校生で、希望している専門学校の指定校推薦の枠が自分の学校にあり、定められた評定平均をクリアしていて、かつ遅刻欠席が少ない人。

・自己推薦
◎おススメの方
高校生で、専門学校が設定している指定校推薦の基準には届かないが、遅刻欠席が少なく、やる気や意欲を面接などでアピールできる人。または、活発に課外活動に参加していた人。

◆時期:10月1日~

◆選考方法
書類選考(+面接、+志望理由書の提出など)

◆特徴
指定校推薦は基本的に高校側の推薦なので、所定の成績や出席状況も良好であるということで、選考に際しては高校が出す調査書の書類審査のみで、不合格はないのが一般的です。成績や出席状況によっては自己推薦にした方がいい場合もあります。

自己推薦は面接や志望理由書などで本人のやる気や自己PRを求められることもあります。どちらにしても出願と同時に随時、選考されますので約1週間程度で、結果は個別に届きます。

3.一般入試
◎おススメの方
・遅刻欠席が多い、または成績が推薦入試の基準に足りていない人
・大学入試の結果次第で、専門学校への進学も視野に入れている人
・第一希望は就職だが、採用に至らなかったら、専門学校の進学も視野に入れている人

◆時期:11月1日~

◆選考方法
書類審査(+面接、+作文・小論文、学科試験など)

◆特徴
推薦入試は欠席や遅刻などの高校生活のあり方が合否に影響する場合が多いのですが、一般入試ではそのあたりはあまり問われません。不合格になることは希ですが(入試日が複数回設定されている学校では出願者が多く、合格率が低い場合もあります)、書類審査・面接・作文(小論文)・学科試験などがあり、他の入試に比べて煩雑な内容となります。

4.社会人入試
◎おススメの方
社会人、大学・短大卒業予定者、既卒者(大学・短大・高校)。

◆時期:9月1日~

◆選考方法
書類審査(+面接など)

◆特徴
必ずしも、働いている社会人のみでなく、大学生・短大の卒業予定者、高校を既に卒業してアルバイトなどをやっている人も対象となっている場合も少なくありません。

専門学校の年間入試スケジュール

AO入試は早めの対策が必要です


医療系分野の入試の種類と特徴

医療系分野の入試の種類は、看護師養成系においては推薦入試、一般入試、社会人入試の3種類が一般的で、AO入試を導入している学校はごくわずかです。看護師養成以外の医療系資格については、AO入試を導入しているかどうかは、学校により、まちまちです。

特徴は、どちらにせよ入試日が明確に設定されていて、必ず面接が行われることです。内容は、書類審査(調査書)+面接が一般的で、学校によっては学科試験や小論文を課すところも少なくありません。学科試験の勉強は入試対策で終わらずに、専門学校へ進学した後の授業のベースにもなりますので、付け焼刃な勉強ではなく、しっかり腰を据えた受験対策が必要です。

詳細な入試科目や方法は学校ごとに違いますので、東京アカデミーや新宿セミナーといった医療・看護系予備校のサイトで確認することができます。

《参考》
東京アカデミー(学校ガイド・リンク)のサイト
新宿セミナー(入試情報)のサイト


あなたにとって最適な入試方法を選択するには

同じ学校でも学科ごとに入試の種類と選考方法は違いますので、複数の学校の体験入学、オープンキャンパスに参加することはもちろんのこと、さらに絞り込んだ学校には一度きりでなく何度も参加することがポイントです。そして、入試方法の選択については、自分で判断するのではなく、必ず相談することです。

専門学校の入試は、厳密な基準で合格/不合格を判定するのではありませんので学校選択と同じく、いかに自分に合った入試方法を選択できるかがカギとなります。労を惜しまずに、高校の先生や専門学校に相談しましょう。そのための専門学校の相談窓口が入学相談室、入学センターや広報課といった部署になります。あなたにとって最適な入試方法の選択はミスマッチのない専門学校選びの第一歩に繋がります。


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