ビジネス文書/挨拶の文例

年末挨拶メールの書き方!送る時期など年末年始のビジネスマナー

年末挨拶メールのマナーを文例に交えながらご紹介します。年末年始は、取引先やビジネスでお世話になったお客様へ挨拶メールを送りましょう。メールならお互い負担が少なく、喜ばれます。書き出しや結びの表現も参考にしてみてください。

鈴木 真理子

執筆者:鈴木 真理子

ビジネス文書ガイド

年末年始の挨拶メールを送る時期は「年始よりも年末」がおすすめ

年末挨拶メールのタイミングや例文

相手が喜ぶ挨拶メールを書こう

年末年始の挨拶について質問を受ける時期になりました。メールをおすすめすると、『いつ送るの?』『なんて書けばいいの?』と悩む人が多いようなので、ポイントをお伝えします。
   

年末挨拶メールのタイミング

まずは、メールを送るタイミングです。おすすめしたいのは年始より年末です。というのは、年賀状を先にもらい、「しまった!」と新年から後悔することはありませんか?年末に先手で挨拶してしまえば、年賀状や年始メールを送らずに済む利点もあります。タイミングは25日のクリスマスを目処にしてはいかがでしょうか。仕事納めに近づくほど慌ただしくなり、休暇に入ってしまう人もいるためです。
 

年末挨拶メールの例文と5つのポイント

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本年も大変お世話になりましてありがとうございました。
○○様のおかげで、つつがなく業務を進めることができました。

特に「サンキュープロジェクト」では、○○様から学んだことがたくさんあります。

来年こそ「ベストパートナー」と呼んでもらえるよう努めますので、引き続きご指導くださいますようお願いいたします。

メールで失礼ながら、年末年始のご挨拶とさせていただきます。

なお、弊社の年末年始休業期間は、以下のとおりです。

12月○日( )~1月○日( )

新年は1月○日( )9時から営業いたします。

それでは、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
来年もよろしくお願いいたします。

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文面のポイントは5つあります。
  1. 今年のお礼を忘れずに書く
  2. 相手の名前を入れる
  3. 「メールで失礼ながら」と書けば、年賀状は出さなくてもよい
  4. 年末年始休業期間・営業開始日を知らせる
  5. 結びに「どうぞよいお年をお迎えください」と書く
 

年末挨拶メールの宛先は1人1人に

印刷した年賀状ならともかく、1対1のメールですから、語りかけるように書いてみましょう。難しい言葉を使う必要はありません。「ご芳情に社員一同感謝申しあげます」「来年も倍旧のご支援を賜りたく」などと書くと、相手はなんと返信したらよいのか、困ってしまうかもしれません。宛先ですが、できれば1人にしましょう。「○○様」と相手の名前を入れると、きっと喜ばれます。

一方、「お取引先各位」と書いて一斉にBCCで送ると、義務的な印象をぬぐえません。もし、1社の何名かと関わっていれば「○○社の皆さま」としても構いませんが、返信をもらえる確率は下がってしまうことでしょう。
 

年始に送る場合は、最初のメールでひと言挨拶を

年賀状の代わりに年始の挨拶メールを送りたい人は、タイミングに気をつけましょう。相手がお正月休みでのんびりしたいのに、仕事上の年始メールが届くのはいかがかと思います。配信の日時指定ができるからといって、元旦から3日までは遠慮するのがマナーかもしれませんね。おすすめしたいのは、新年の仕事始め、最初にやりとりするときです。1月7日まで(松の内)なら、書き出しの挨拶文を変えてみましょう。

△いつもお世話になっております。
◎明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

年末年始は、仕事にひと区切りをつけるチャンスです。キチンと挨拶をして、ビジネスパートナーとの絆を深め、お互いが成長・発展できるステージへと進みましょう。

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