エンディングノートって、何を書くの?

エンディングノートって、何を書くの?

最近よく聞く「終活」とは?

お盆、お彼岸の季節に合わせて、お葬式やお墓について取り上げた特集記事やテレビ番組をよく見かけました。その時、必ずと言っていいほど、「終活」という言葉も紹介されるようになりました。

「終活」とは、「より良く人生を締めくくるために準備をすること」や、「その準備を通して、残りの人生も自分らしく生きることを意識したり、活動をしていく」というような意味です。

具体的な方法としては、「お葬式やお墓の希望を整理したり、前もって準備をする」、「万が一の場合に備えて、家族や親しい人に、伝えておきたいことを記録する」、「家や身の回りの片づけをする」、「自分史を書く」など、さまざまな方法があります。

エンディングノートに書く項目は?

エンディングノートとは、「人生の終末を迎える前に、自分の想いや希望などを家族などに伝えるためのノート」のことで、主な項目は以下のとおりです。

【主な項目】
・自分史
・感謝のメッセージ 
・家系図
・預貯金・保険などお金に関する情報
・看病・介護・延命措置等について
・葬儀や埋葬の希望
・友人・知人・ご近所リスト
・ペットの世話について  など

市販されている書籍のほか、NPO法人等によるエンディングセミナーや葬儀会社などで、配布されるものなどがあります。何冊か実物を見比べてみて、自分や両親が書きやすいと思うものを選ばれるとよいでしょう。また、既製品にこだわらず、手書き派の方は、大学ノートなど、パソコン(IT)派の方は、Wordなどのテキスト形式で、書きたい項目を自由に書いてもいいと思います。

なお、エンディングノートは、遺言書と異なり、法的な効力はありません。遺産分割のことなど、相続対策をする場合は、正式な遺言書を別途用意する必要がありますので、ご注意ください。また、大切な個人情報が集約されていますので、管理には、十分ご留意ください。

親に終活を希望する人は、6割以上!

まだ先のことだけど、万が一に備えて両親の希望は聞いておきたい……

まだ先のことだけど、万が一に備えて両親の希望は聞いておきたい……

両親について、まだまだ元気だけれども、年を重ねるに従って健康状態なども気になる、というご夫婦も多くいらっしゃいます。

「万が一のことを考えて、両親の希望を聞いておきたいけれども、面と向かってはなかなか切り出せない……」という方も多いようです。ライフメデイアのリサーチバンク「自身と親の終活に関する調査」によると、30代~50代の男女に「親に終活をしてほしいか」質問したところ、以下のような割合になったとのこと。
・すでにしている:4.9%
・万が一のためにしてほしい:39.8%
・まだ早いと思うがしてほしい:25.2%
・する必要はない:30.2%
「親がすでに終活をしている」という人も約5%いて、全体で65%の人が、「してほしい」と回答していることになります。

また、「エンディングノートについて、親に書いていてほしいか」という問いについては、以下のように回答していました。
・すでに書いている:1.7%
・万が一のために書いてほしい:37.0%
・まだ早いと思うがいずれ書いてほしい:25.1%
・書く必要はない:36.3%
エンディングノートをすでに書いている、という方はまだ少ないようですが、全体で約60%の人が、「書いてほしい」と思っています。

そういえば、ご主人やお父様が突然亡くなられたしまった、というご家族から、「銀行や保険会社、証券会社など、どことどのような取引していたのかを全て調べなくてはならなくて、とても大変でした。」という話を複数件、聞いたことがあります。親がいつまでも元気でいてくれたら一番いいのですが、万が一の場合や、病気等によって本人の判断能力が低くなってしまった場合に備えて、何かしら本人の意思や希望を伝えてほしい、と思うのでしょう。

自分たちの終活、エンディングノートについても、意識が高まっている

家計の見直しと同様、万が一の場合の情報も共有しておこうね。

家計の見直しと同様、万が一の場合の情報も共有しておこうね。

両親に対して、終活やエンディングノートを希望するだけでなく、自分たち自身についても、終活やエンディングノートの必要性を感じている人が増えています。

●あなたご自身は「終活」が必要だと思いますか?
(30代から50代の親が存命している男女 n=1200人)
⇒必要:40.2%、不要:13.9%、わからない:45.9%
男女ともに、年代が上がるほど、必要と思う割合が高くなりますが、どの年代でも男性より女性の方が、割合が高い傾向がありました。やはり女性の方が、長生きで、高齢になった時に1人になる可能性も高く、周りの人に迷惑をかけてはいけない、と思う人が多いのかもしれません。

●あなたご自身はエンディングノートを書きたいと思いますか?
(30代から50代の親が存命している男女 n=1200人)
⇒書いている(書いている途中):2.3%、書いてみたい:54.2%、書くつもりはない:43.6%
こちらも、終活と同様の傾向がありますが、「書いている(書いている途中)」と「書いてみたい」を合わせると、半数以上の人(56.5%)が、エンディングノートを必要と思っていることが分かります。また、年代・性別にみると、「書いている(書いている途中)」と回答した人が、30代男性:1.5%、30代女性:2.5%、と若い世代の方でも既に書いている人がいて、大変驚きました。
(ライフメデイアのリサーチバンク「自身と親の終活に関する調査」より)

>>エンディングノート、家族は何を書いてほしい?