なかなか買えない「めでたい焼き」 

今歌舞伎座のお土産で一番人気のスイーツは、なんといっても「めでたい焼き」でしょう。
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紅白の団子のはいっためでたい焼き

「めでたい」という語感の楽しさもさることながら、真っ黒な小豆の中から顔を出す紅白の団子が口当たりもよく、それが人気のゆえんとなっています。

しかしながらガイドは、これを食べたことはありません。いつも買い損なってしまうからです。楽しい歌舞伎を観て、ほーっと余韻に包まれつつ、長い休憩時間などにやおら立ち上がり、たい焼きを買いに行く。しかし時既に遅し、すべて売り切れというパターン。

あるいは、3階あたりをうろついていると何やらほわーんといい香り。めでたい焼きだ。行列に並んでみたが、3人ほど前の方であえなく売り切れ。ということもありました。一人当たり買う個数に限度はないため、比較的前の方に並んでいても前に並んだ人がたくさん買うと、自分まで順番が回ってこないことも……。昼夜それぞれ250個ほどしか焼けないため、すぐに売り切れてしまうんですね。

「何もたいやきを買いに歌舞伎座に行くわけではない。買えるときに買えばよい」。ずっとずっとガイドはそう思ってきました。

しかーし! このままではいつまでたっても「めでたい焼き」をめでたく買って食べることができない! と気付きました。

そこで今回、「なんとしても歌舞伎座で『めでたい焼き』を買う」というミッションを自らに課し、その極意を会得。皆様に伝授したいと思う次第です。


5個以上なら予約もできる

その1.午前の部に開場とともに飛び込み、すぐさま3階にダッシュする。
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開場直後。すでに並んでいる!

これは、買える確率が高そうです。ただし、朝の10時過ぎからボリュームもある「めでたい焼き」を食べるのは少しキツい。さりとて、休憩時間までとっておけば熱々のカリカリを味わうことができません。

 
その2.休憩時間に買って、アツアツを食す。
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どんどん焼きあがる。あたりにぷ~んといい香り。

5個以下しか買う予定はないし、朝からガツガツ食べたくない人はこのやり方がおすすめです。ただし、私の経験談でも紹介しましたように、ついついお芝居に夢中になってしまうタイプには不向きです。ほ~っとして気づいたときにはすでに遅しとなってしまいます。

「そろそろ幕間だぜ!ダッシュのために身構えろ。めでたい焼きゲットのために、席は通路側をとっておいたのだ」。そんなことを考えながらお芝居を観ていたら、吉右衛門の見得も玉三郎の「よよ」と泣き崩れる姿も、堪能することができなくなってしまいますね。

でも、切り替えが上手な方は、ぜひこの手でチャレンジしてください。

その3.早めに並んで、予約する
おやつの時間のころにアツアツを食べたい!そこにこだわる方は、予約をすることができます。ただし、予約は5個以上。朝一番で5個以上予約、休憩時間にのんびり取りに来て、行列を尻目にアツアツの「めでたい焼き」を受け取り、悠然と立ち去る。これはかなりツウですね。
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ガーン!予約も売り切れた~!


さて、ガイドはその1の方法により、意外と易々とめでたい焼きをゲットすることができました。11時前からたい焼きにガッツくというのはなんとなく周囲の目が気になりましたが、朝ごはんを抜いていたため歌舞伎座に入った時にはすでに腹ペコ。開演前に「めでたい焼き」で腹ごしらえができました。長時間の休憩が12時半を過ぎる公演のときには、「朝一めでたい焼き」は意外とおすすめかもしれません。


アツアツで食べる「めでたい焼き」のお味は?

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やっとゲット!お膝の上で食べられるのを待つ「めでたい焼き」

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紅白団子もはいっている♪

やはりアツアツは最高においしいですね。そして、たい焼きの周りのカリカリも できたてならでは!シャクシャクと口の中で音がするほどでした。ほっかりと二つに割れば、中から顔を出す紅白のお団子。(というわけではなく、実際は小豆の中に埋もれているのですが)甘すぎない小豆の中にもちっとした白玉が絶妙なバランスで入っていて、よいお味でした。

このめでたい焼き。一幕見では3階に入れないので、買うことができません。どうしてもフルに歌舞伎を観なくては食べられないのでしょうか?実は歌舞伎を観なくても買える秘策があります。


 
次の頁ではその秘策を伝授いたします。

歌舞伎座の外で「めでたい焼き」を買う