新型ロードスターが話題騒然なのは「カッコ良いからである」

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マツダ新型ロードスター試乗レポート

エンジンの排気量など重要なスペックすら全く公表しないまま、マツダの新型ロードスターのデザインがお披露目された。なのに早くも話題騒然といった状況。どうしてか? こらもう簡単。日本車とは思えないくらいカッコ良いからである。以下、新型ロードスターの特徴を分析してみたい。
新型ロードスター写真1

マツダは2014年9月4日、2人乗りオープンスポーツカーである新型ロードスターを発表

そもそも日本車のデザインの悪さは、プロポーションから来ています。人間を思い浮かべて欲しい。八頭身で足が長くボディのバランスが取れていれば、遠くから見てもカッコ良い。五頭身で足が短くてバランスが悪いと、どんなに目鼻立ちが良くたって見劣りしちゃいます。クルマも全く同じ。

では、なぜ日本車はプロポーションを追求出来ないのか? それはデザインより性能や生産効率が優先されるから。例えばボンネット。スポーツカーの場合、低ければカッコ良くなる。されど歩行者との事故を考えれば、どうしても高くなってしまう。ボンネットと硬いエンジンの“隙間”を確保しなければならないためです。

したがってボンネットを低くしようとすれば、エンジンも低くしなければならない。それにはエンジンの搭載方法まで工夫しなければならず、驚くほどコストアップする。普通なら「デザインでごまかせ!」に代表される妥協がドンドン積み重なってプローションを悪くしていくのだった。
新型ロードスター2

10年ぶりのフルモデルチェンジで本モデルは4代目となる

ボンネットに限らず、新型ロードスターはクルマ作りで最も難しいプロポーションにこだわっている。デザイナーより車体構造や生産工程の苦労の方が多かったかもしれません。その努力がキッチリ反映された。だからこそ遠くから見た瞬間に「カッコ良いね!」と感じワケ。

インテリアを見てもオシャレな新型ロードスター

新型ロードスター3

従来よりもボディサイズは小さくなった。しかしタイヤを含め、それを感じさせないデザイン

もう少し具体的に説明しよう。新型ロードスターのボディサイズは従来型より小さくなっている。なのにボンネットやショルダーライン(ドアの上の高さ)を低くした結果、従来型より大きくて長い優雅なスポーツカーに見えると思う。ボンネットの長さとキャビンのバランスだって素晴らしい!

さらに驚くのがタイヤ。最近は18インチサイズでも大きく感じない。それなのに写真の新型ロードスターのタイヤサイズを見たら、16インチの50サイズ! それでいてタイヤは十分大きく見える。おそらく15インチ仕様もあるだろうけれど、小さく感じないと予想しておく。

インテリアを見てもオシャレ。ドア内側はボディと同色。スポーツカーの文法をキッチリ守った低い位置のコクピットに座ると、視覚的な一体感がある。シートの仕上がりや絶対的な“広さ”は、身長183cmのガイドで「いいね!」。軽い操作で開閉できるTOPの使い勝手も良し!
新型ロードスター4

実際にコクピットに座ってみると、思わず「いいね!」

気になるエンジンだけれど、1.5リッターで130馬力と予想しておく。車重は1トンを切るか切らないかというレベルになると思われるから、現行モデルの2リッターと同等の動力性能になりそう。必要な装備が標準になったグレードで230万円くらいだと嬉しいです。

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