モデルプラン(2)ワンフロア内に床の高さを変えた空間を配置
2階フロア全体を、3段のゆるやかなスキップでつなげたプランです。床が段々に高くなる空間は適度な距離感がありつつ、どこにいてもお互いを見渡すことができるので、家族を身近に感じながら、個の時間も楽しみやすい間取りといえます。
建物の1階にガレージをビルトイン。ガレージの天井を低く抑え、上部階の空間を高天井にすることもできます
2階の1段目は、天井が高く開放感が得られる「スキップリビング」。2段目は、食事と集いを楽しむ空間の「スキップダイニング&キッチン」。3段目は、子どものための「スキップスタディー」を備えた子ども室です。

雨に濡れずに荷物の積み下ろしができるビルトインガレージ。自転車など、屋外で使うモノを置くのにも便利

部屋の一角にスキップフロアを設け、スキップ上部を書斎コーナー、下部を収納に

リビングの一部分や暖炉まわりなどの床面を下げて、リラックス感のあるコーナーづくりを
快適で安心できる住まいにするために
このようにメリットの多いスキップフロアの間取りですが、壁が少ないため、空調が効きにくいのでは?という懸念もあります。光熱費のランニングコストを抑えるためには、気密・断熱性が高い工法を選ぶことが重要ですが、これに加えて家中の温度を一定にできる「全館空調システム」を導入すれば、どのフロアにいても一年中快適に過ごすことができます。
床・壁・屋根で面をつくり、六面体で空間を構成する枠組壁工法(モノコック構造)。高い剛性があるため、スキップフロアの位置や広さを自由にプランできます
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