Rolandが出した、再生専用超小型オーディオIF、MobileUA

MobileUA

手のひらにのる、コンパクトなMobileUA

まず最初に紹介するのはRolandが発表した、超小型のオーディオインターフェイス、MobileUAです。普通、オーディオインターフェイスというと、小さいものでもお弁当箱程度のサイズとなりますが、今回発表されたMobileUAは手のひらに乗る、とっても小さいもので、パッと見は小型のヘッドホンアンプ、といった感じのものです。

実際のところ、ヘッドホンアンプの仲間といってもいい存在であり、オーディオインターフェイスと言いつつも再生専用で、レコーディングはできません。またPCMだけでなくDSDにも対応するとのことで、「ついにRolandがオーディオ業界へ進出か!?」とも思ったのですが、そういうわけではないようです。

「ターゲットは基本的に今まで通り、ミュージシャンやDTMユーザーです」とRolandの担当者。電車での移動中や旅行先でもいい音でチェックしたいという場合を想定しているのだとか。ユニークなのは、ステレオで独立2系統、計4chの音が出せるという点。単にモニターするだけでなくDJ用途でも利用できそうですよね。

しかし、最大のポイントはこのMobileUAがDUO-CAPTURE EXやQUAD-CAPTUREなどの既存製品より高音質である、という点です。「S1LKi(シルキー)」という技術を搭載し、内部的に1bitオーディオにして音質を大幅に向上させているんですよね。発売は11月とのことですが、先日、量産前の機材を試聴したところ、S1LKi(シルキー)を利用して1bit化した場合とそうでない場合で、明らかに音質が変わって面白かったですよ。

DTMユーザーだけでなく、オーディオマニアにもウケる機材となりそうです。

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TASCAMの高性能マイクプリ搭載機、US-2x2とUS-4x4

US-2x2とUS-4x4

US-2x2(上)とUS-4x4(下)

現在も数多くのオーディオインターフェイスのラインナップを持つTASCAMですが、さらに新たなオーディオインターフェイスを3機種発表しました。2in/2outのUS-2x2、4in/4outのUS-4x4、16in/8outのUS-16x08のそれぞれです。

このうちUS-16x08は11月下旬発売とのことですが、US-2x2とUS-4x4は9月下旬に発売されたので、さっそく使ってみました。どちらもオールメタルのボディーで、非常にガッチリしているのがポイント。同じTASCAMのオーディオインターフェイスで、今よく売れているUS-366がプラスティック+アルミの構造で非常に軽いのと比較して、かなり堅牢なボディーとなっています。

機能的にはシンプルですが、特徴となるのはマイクプリアンプに高性能なアナログ回路を搭載し、高音質化を図っているという点です。明らかに「スペックよりも音質重視」で設計されたものであり、スペック上は24bit/96kHzまでしか対応していません。6in/4outまたは4in/6outで使え、デジタル端子も装備し、DSPエフェクト、DSPミキサーを搭載して24bit/192kHzにまで対応するUS-366とは明らかに向いている方向性が違うことがよくわかります。

シンセサイザのデザインなどでも知られるドイツ人デザイナーがデザイン面を担当しているというだけあり、見た目もカッコいいし、フロントが持ち上がるデザインはなかなか使いやすいのもポイント。USBクラスコンプライアントのデバイスであるためLightning-USBカメラアダプタがあれば、iPadやiPHoneで使うこともできます。

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1万円のお手頃価格、FocusriteのScarlett Solo

Scarlett Solo

安くて音質もいいFocusriteのScarlett Solo

イギリスのメーカー、プロオーディオメーカーの老舗Focusriteが出したのは、Scarlett Solo(スカーレット・ソロ)という小型のオーディオインターフェイス。Soloという名前からもわかるとおり、基本はモノラルでの入力デバイスでステレオソースでの入力はできません。といっても片chにマイク、もう一方のchにギターを接続し、同時にレコーディングするといったことは可能になっています。

嬉しいのは、その価格。最近オーディオインターフェイスの価格が下がってきているとはいえ、このScarlett Soloは実売価格が1万円前後という点です。では、1万円で安かろう、悪かろうという製品なのかというと、そうではないんですね。

確かに入力チャンネル数に制限はあるけれど、音質的にはこの価格からは信じられないようないい音で録音でき、再生できるんですね。

またバンドルソフトがいっぱいあるのも嬉しいところ。Ableton Live 9 Liteが用意されているほか、NovationのBass Station、Focusriteのスタジオ用エフェクト4点セット、ループ素材集など、バンドルソフトだけでも十分元がとれそうな価格設定となってますよ。

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