本来あったバーボンの姿

ノブ クリーク

ノブ クリーク

前回記事は、今年の春に新発売された「ジムビーム プレミアム。飲みやすさ+コクの上質感」だった。
そのジムビーム プレミアムはジムビーム(白/ホワイトラベル)をグレードアップしたものだが、スタンダードなラインナップとは別にスモールバッチ(小ロット)シリーズという限定プレミアム製品が4つある。
ノブ クリーク、ブッカーズ、ベイゼルヘイデン、ベイカーズである。そのなかから今回は、ノブ クリークというとくに世界的に評価の高いスーパープレミアムバーボンを紹介しよう。

ノブ クリークはビーム家6代目、バーボン業界で名匠と謳われた伝説のマスターディスティラー、フレディ・ブッカー・ノー・ジュニア(1929~2004年)が、"昔ながらの本来あった姿のバーボン"を目指してつくりあげたものだ。
バーボンとしては9年熟成というとても長い年月を要したもので、アルコール度数は50度(100プルーフ)と高い。とにかくリッチなテイストだ。ナッツ様で力強いバニラの甘みが特長的である。
KNOB CREEK
750ml/50度/¥4,000
色     琥珀色
香り    バニラ・ナッツ・オークの樽香
味わい   力強いバニラの甘味・キャラメル・かすかにスモーキー
余韻    リッチな甘い余韻が長くつづく

ISCで最高賞と金賞を受賞

ノブ クリーク シングルバレル(日本未発売)

ノブ クリーク シングルバレル(日本未発売)

さて、"本来あったバーボンの姿"とはいったいどんなものだろう。それは禁酒法(1920~1933年)以前の「力強い味わいのバーボン」である。
1897年に制定された法律にボトルド・イン・ボンドというものがあった。1蒸溜所で1年のうちの1シーズンに蒸溜されたものだけを樽詰めし、政府税官吏監督のもとで4年以上熟成させ、アルコール度数50度以上で瓶詰めされたものだけをボンデッド、またはボトルド・イン・ボンドとラベルに表記できるというものだった。
この条件を満たしたバーボンこそ、「力強い味わいのバーボン」である。
ノブ クリークとは、ケンタッキー・ヒルにある小川の名前。リンカーン大統領が幼少期を過ごした場所であり、ブッカー・ノー・ジュニアはこの力強いバーボンにケンタッキーの英雄、アメリカの最も偉大な大統領の育った地の名を冠した。
また四角いボトル形状だが、これは禁酒法時代、人々はブーツに隠しやすい形状のフラスコ瓶に酒を入れて持ち歩いた。その形を取り入れたもので、ラベルの紙質の雰囲気やデザインは、新聞紙にボトルをくるんでバレないように酒を飲んでいたことにちなんでいる。
このスーパープレミアムバーボンは香味のリッチさだけでなく、さまざまなストーリーを抱いている。
さてノブ クリークは今年、英国でおこなわれている世界的な酒類コンペティションISC2014(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)でウイスキー部門のGOLD(金賞)を受賞した。
さらには日本未発売のノブ クリーク シングルバレルは、ウイスキー部門の最高賞であるTrophy(トロフィー)の栄誉に輝いている。このシングルバレル。早く日本で発売されないだろうか。頼むから発売してくれ。わたしは絶対に飲むから、とこころ待ちにしながら、ノブ クリークをじっくりと味わいつづけることにしよう。

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