正式名称は「向島橘銀座商店街協同組合」

「キラキラ橘商店街」というのは通称で、正式名称は「向島橘銀座商店街協同組合」だそう。漢字ばかりでちょっといかめしいけど、これを分解してみるとこの商店街の歴史が見えてくる。

まず、冒頭の「向島」だが、これは現代の地名としての向島とは違う。広域名称としての「向島」だ。かつてこのあたりが向島区という区であったことに由来している。向島区は1932年(昭和7年)南葛飾郡全域が東京市に編入されて誕生する。そして、1947年(昭和22年)に本所区と合併して墨田区となり、向島区は消滅する。

以前、「橘館通り」と呼ばれていた

明治通側にある商店街の入口

次の「橘」は、Wikipediaによると1931年(昭和6年)に「橘館」という映画館ができて以来、この通りを「橘館通り」と呼ぶようになったという。ちなみにその映画館は今はなく、「向島」の名残も見かけることはできない。

とてもわかりやすいネーミングだ

商店街の入口にある看板

ともかく、全長450mのとてもレトロな商店街だ。どこの駅からも少し歩く。一番近い京成曳舟駅から5分ほど歩くと到着。最初はまったく入口がわからなかったが、こつ然と商店街が現れるのはおもしろい。

ちなみにここには今年の初め頃、初めて訪れた。日本テレビのドラマ「東京バンドワゴン」にこの商店街が出ていたからだ。そのときはざっと商店街を歩き、お惣菜などを買って帰った。

明治通りから始まり、たから通りを越えたところまでの商店街だ

原公園にある商店街のマップ


そして、今回再訪したのは、フジテレビのドラマ「若者たち」にまたもやこちらが登場しているのを見たからだ。どうやら相当に「絵になる」商店街らしい。
明治通りから歩いた動画はこちら!

戦前の建物が今も残っていたりする

こちらの動画で商店街の方がおっしゃっているように、関東大震災や空襲の被害を奇跡的に受けなかったそう。どの建物かはよくわからないが、とにかく古い建物がぽつぽつと残っていることはたしかだ。

古いたたずまいのお店が多い

震災や戦災の被害を受けなかった商店街

僕は郵便局がある商店街が好きだ。郵便局って、微妙にその土地のスタイルが出るよね。借りている店舗とかで。

商店街になじむ感じでたたずんでいる墨田京島郵便局

墨田京島郵便局 東京都墨田区京島3-47-3

そういえば先日切手ガイドの板橋さんに教えてもらった「風景印」、この郵便局でももらっておけば良かったなと思ったが、ネットで調べたところこの郵便局に風景印はないようだ。集めれるものは集めていくことにしたい。

一般の人もここで休憩できる

下町人情 キラキラ橘商店街の事務所


商店街の事務所にも立ち寄る。中には商店街の昔の写真が飾られていたり、ドラマのポスターがあったりとなかなか楽しい。椅子とテーブルも置かれていて、商店街で買ったお惣菜やお弁当を食べることもできる。ただしアルコールは禁止。また女性専用だがお手洗いもある。男性はこの先にある原公園のトイレを利用してほしいとの貼り紙があった。

なんとも懐かしいコッペパンのお店

さきほどの商店街事務所の斜め前にあるのが、なんとも味のあるこちらのお店。
創業は1912年(大正元年)。コッペパンの製造販売のお店。

「ハト屋」 墨田区京島3-23-10

おそらくこの商店街を代表するお店なのでは、という店構えの「ハト屋」さん。テレビなどでもよく紹介されているので、見たことがある人もいるかもしれない。創業が1912年(大正元年)ということだから、なんともすごい。

プレーンなタイプが130円、ジャムかピーナップバターを塗ると160円

ショーウィンドウにはズラリとコッペパンが並んでいる

古いガス窯で毎日コッペパンを焼いているようだ。最初に前を通りかかった時は、おばあちゃんが奥でうとうととしていらっしゃるので声をかけなかった。帰りがけに通りかかったら新聞を読んでいらっしゃったので、声をかけてコッペパンを1つ購入。迷ったけど、ジャムを塗ってもらう。プレーンは130円。ジャムかピーナツバターは160円。

甘すぎないジャムがとてもパンに合うね。

ふわっふわのコッペパン。けっこうぺろりといけちゃう。

帰りは都バスの文花三丁目の停留所から都バスに乗ることにしたのだが、バスがくるまでの時間に缶コーヒーを買って、コッペパンにかじりついた。これがなかなかの旨さ。今度はピーナッツバターも食べてみよう。

ハト屋パン店 | 下町人情 キラキラ橘商店街
上23(上野松坂屋前-平井駅前)[都バス] 路線図 - NAVITIME


いろいろコロッケに目移り!

コッペパンから時間は前後するが、お決まりのコロッケ物色タイム。お惣菜屋さんやらお肉屋さんなど、いろいろなお店でコロッケが売られている。ショウケースじゃなくむき出しで置かれているのがそそられるよね。

キラキラ橘商店街はお惣菜屋さんが多い

どれも食べたくなっちゃうよ

お惣菜店だけじゃなくて、お蕎麦屋さんなんかも店頭でアジフライなんかを売っている。今回もどこのコロッケにするか悩むなぁ。で、決めたのが「鳥正 京島店」さんの「牛肉コロッケ」。

鳥肉、鳥料理、煮物、焼き物、炒め物、揚げ物など50種類以上のメニューがある

「鳥正 京島店」 墨田区京島3-21-7

田丸稲荷神社に隣接する原公園の木陰のベンチで牛肉コロッケをいただいた。今回は初めての俵型。ビニールの袋から出してみる。

じゃがいもにもしっかりお肉の味がついてて旨い

「鳥正 京島店」さんの牛肉コロッケ

ちょっと小ぶりかとおもいきや、厚みがけっこうあって、ボリュームはそこそこ。ホクッとしたポテト部分おいしい。携帯用のソースを持参したけど、かけなくてもおいしいタイプだ。ここでハッと気付いたが、さっき買ったコッペパン、ジャムじゃなくてプレーンにすれば、コロッケはさんで食べられたのに。意外にその食べ方、いけそう。

暑い日にこそ「ペロケ」のラーメン

お昼を少し過ぎてしまった。でももう食べるところは決めている。「手作りケーキの店 ペロケ」だ。お昼にケーキ?と思った方、そうじゃないんですよ。喫茶店か甘味処のようでいて、なんとラーメンも出しているのだ。

お菓子もおいしいらしいが、ラーメンは本当に美味!

「手作りお菓子のお店 ぺロケ」墨田区京島3-22-9

こういう店は決まっておいしいのだと、前回の訪問時にチェックしておいたのだ。冷やし中華の看板があって、それも惹かれるが、やっぱり暑い時こそラーメンでしょ。いや、チャーハンもよさそう……餃子もいいなぁ……

これがめちゃくちゃうまい!

「ペロケ」さんのラーメン520円

いや、ここは初志貫徹でラーメンだ。520円という値段もうれしいね。暫し待って、着丼。

スープはいくらでも飲めそうな、やさしい醤油系。麺は細麺で、昔ながらの感じ。具材のチャーシューはかなり柔らかく、それでいて噛みごたえもある不思議な食感。うーん、おいしい。今度は絶対、チャーハンを食べよう。あ、餃子もいいなぁ。また何回か来なくちゃ。ついでにホットコーヒーもいただく。これも美味。暑い時こそ、ホットドリンクだよね。

手作りお菓子のお店ぺロケ | 下町人情 キラキラ橘商店街

安い!

「CSC鮒忠 京島店」さんでおみやげを買う

晩御飯のおかずになにか買って帰ろうかと思ったが、迷って決められず、商店街からそれて、文花三丁目のバス停に向かう。が、この抜け道に店があった。ケースの中をのぞいたところガマンできずに何本か串を買い、バス停に向かった。

鮒忠京島店 | 下町人情 キラキラ橘商店街

今回のコースはこちら

【関連サイト】
下町人情キラキラ橘商店街
向島橘銀座商店街 - Wikipedia
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。