【調査】第一子出産までの期間、最も遅いのは40代後半

更新日:2014年07月10日

1)65%が結婚してから2年未満で第一子出産と回答
40代後半は一番低く、48%/「DINKS」世代であることが影響か

首都圏在住で既婚、子どもがいる20~60代男女1,105名に対し、結婚してから第一子出産までの期間を聞くと、結婚してから2年未満で出産をした人が全体で65.3%でした。5歳刻みの年代別でみると、結婚後2年未満で生んでいる人の割合で最も高かったのが20代前半で92.8%、一番少なかったのは40代後半で48.1%という結果になりました(グラフ1)。この結果に対し、All About「子育て」ガイドの猪熊弘子氏は次のようにコメントしています。

「20代などの若い世代が高いのは、授かり婚の方も比較的多くいらっしゃるからではないかと推察します。
また、40代が前半も後半も低い理由としては、ひとつに時代背景もあるかもしれません。特に40代後半の世代はバブル世代にあたり、まだ25歳までには結婚したい、という人が多かった時代。結婚するのは比較的早くても、すぐに子どもを持たない人もいました。それは80年代にアメリカから入ってきたライフスタイル『DINKS(ダブルインカムノーキッズ)』の影響が考えられます。結婚しても子どもを持たずに共働きを続け、自分たちの生活を楽しむ人生を謳歌しようと考えた人も多かったでしょう。子どもを持っても共働きを続ける生き方は『DEWKS』と呼ばれ、DINKSのつもりが途中からDEWKSに転換するカップルもいました。30代後半から40歳になってから子どもを持つカップルも少なくありませんでした」

結婚してから第一子出産までの期間

<グラフ1>結婚してから第一子出産までの期間



さらに、第一子出産から第二子出産までの期間についても聞いたところ、50代以上は7割近くが第二子を出産していましたが、40代前半で6割、30代後半では5割以下しか第二子を出産していないことが明らかになりました(グラフ2)。

第一子出産から第二子出産までの期間

<グラフ2>第一子出産から第二子出産までの期間



この結果に対し、猪熊氏は次のようにコメントしています。

「50代以上の世代は『子どもはゼロか2人』と考える人が多かったのではないでしょうか。産まない人生もありで、もし産むなら1人ではなく2人という考え方です。一人っ子がネガティブにとらえられていた影響だと思います。しかし最近は一人っ子のほうが増えており、第14回出生動向基本調査(国立社会保障・人口問題研究所)でも2010年の夫婦の完結出生児数(※)もはじめて2人を下回っています。
若いお母さんたちに話を聞くと、第二子へのハードルがとても高いように思います。ただ私自身の経験でいえば、実際には子どもが2人になっても労力は2倍にはなりません。第一子で子育てのノウハウを得ていますし、第二子も育児そのものはそこまで大変ではないはずです。むしろ、経済的な面や、周囲から得られるサポートに対する不安が多いため、出産を躊躇するカップルが多いのではないかと推察します」


※夫婦の完結出生児数…結婚持続期間(結婚からの経過期間)15~19年夫婦の平均出生子ども数である、夫婦の最終的な平均出生子ども数とみなされている。