前回の記事では切手入門書について解説しました。本を読んで切手に詳しくなり、切手を買いに行きたい!珍しい切手を見てみたい!という気持ちが湧いてきた方は、実際に切手イベントに出かけることをオススメします。今回は都内で行われている切手イベントを例にあげながら、その見どころを紹介していきたいと思います。

どんな切手イベントがあるのか?

都内で開催される規模の大きな切手イベントとしては、「スタンプショウ」 「全日本切手展」 「全国切手展」という3つの全国規模の切手展がまずあげられます。

スタンプショウ2014の入口

スタンプショウ2014の入口(東京・浜松町)

「スタンプショウ」が初心者でも気軽に楽しめる切手展というコンセプトなのに対し、「全国切手展」「全日本切手展」はどちらかというと専門収集家たちのコレクション発表の場、という性格が強い切手展ですが、もちろん一般の方にも楽しんでいただけるコンテンツも数多く用意されています。

スタンプショウ2014

スタンプショウ2014の開会セレモニーの様子(東京・浜松町)

また、毎月のイベントとしては、第1土曜(変則開催あり)開催の「切手市場」があります。「切手市場」は気軽な切手販売の場で、いわば切手に特化した「蚤の市」です。専門の切手ショップとはまた違った雰囲気で、価格重視で切手を購入したい人にはピッタリです。

切手市場

切手市場の光景

「スタンプショウ」・「全日本切手展」・「全国切手展」・「切手市場」と、それぞれ都内で行われる切手イベントの特徴を次の表にまとめてみました。

切手イベントの比較

切手イベントの比較・◎(にじゅうまる)は初心者もたのしみやすくオススメの内容です。ぜひ参考にしてください。


その他の切手イベントを探すには

(公財)日本郵趣協会のサイトには、ほとんどの切手イベントを網羅している告知ページがあります。全国各地で様々な切手イベントがありますので、気になるものを選んで参加してみましょう。

また、ちょうど「切手市場」の関西版にあたるのが、「大阪駅前第3ビルバザール」です。主催するジャパンスタンプ商会のサイト(⇒トップ画面からバザール情報をクリック)に開催日時や出店情報などがアップされますので、ご覧ください。

次のページでは、切手イベントの楽しみ方について、それぞれ紹介してみたいと思います。

記念押印をしてみよう!

全国規模の切手展では、「記念小型印」と呼ばれる特別な消印が作成されます。切手展の会場では郵便局が臨時出張所を出していますので、ぜひ会場限定・期間限定の「記念小型印」を切手に押印してもらいましょう。

記念小型印

くまモンを描いた記念小型印・スタンプショウ2014

この「記念小型印」、れっきとした公印です。切手展の記念として切手に押してそのまま持ち帰る人も多いのですが、会場内から差し出す郵便に通常の消印と同じように使うこともできます。

記念押印

切手に記念押印をしている様子(地域切手展の会場にて)

即売会で切手を買おう!

切手即売会も切手イベントの楽しみの1つです。即売会とは一言でいえば、様々な専門の切手ショップが売れ筋の商品を持って集まる場で、「スタンプショウ」などの規模の大きな切手展では必ずといってもよいくらい併催されます。

切手即売会

切手展に併設された切手販売の様子(スタンプショウ2014にて)

切手ショップの店主とコミュニケーションを取りながら切手を買っていくと、実践的な知識が身につき、コレクションの幅も広がります。バーゲン品などを入手できるチャンスでもありますので、ぜひ出かけてみましょう。

切手女子

お気に入りの外国切手を探している切手女子

また切手展とは別に、切手即売会だけに特化したイベントもあります。東京と大阪では日本切手商組合の主催する即売会が定期的に開催されていますので、ぜひ出かけてみてください。思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。

郵便資料

切手ショップ店頭にある1通ごとに値段のつけられた郵便資料

次のページでは、ショッピング以外の切手イベントの楽しみを紹介したいと思います。

展示作品を見てみよう!

切手展では個人所有の切手を一度にたくさん見ることができます。切手展は切手収集家の日頃の収集成果を発表する場なので、目指したいコレクションの方向性を考えるヒントに満ちています。ぜひ出品者自身による解説にも耳を傾けてみましょう。

学生収集家

作品解説を行う学生収集家(全国切手展2013)

たくさんの作品の中に、「なんかイイ!」とか「真似したい」と思える作品を見つけることができれば、収穫です。これを2度3度と繰り返していくうちに、切手ショップで品物を選ぶ基準ができ、切手への見方もずいぶん変わってきます。

切手解説

作品解説を行うアメリカ切手収集家(全国切手展2013)

「スタンプショウ」などの全国規模の切手展のほかには、たとえばイギリス切手やフランス切手など特定の専門家たちが集まって行う専門切手展(ミニペックス などと呼ばれる)や、地域の郵便局やコミュニティセンターなどで行われる規模の小さな地方切手展もあります。詳しくは、(公財)日本郵趣協会のサイト内に ある告知ページをご覧ください。

ワークショップに参加しよう!

スタンプショウでは、切手や手紙に関する体験型のワークショップも企画されます。ホビークラフトのような企画を通じて、手紙や郵便の新しい魅力に気づいたり、これまでとは違った楽しさを広げることもできます。

くまモン貼り絵

ワークショップで作成したくまモンの切手貼り絵(スタンプショウ2014)

ぜひ無理なく楽しめそうな切手イベントを見つけて、気軽に参観してみてください。きっと新しい発見が得られると思います。

さて、ここまで切手の魅力を足早に語ってきましたが、いったんこの記事をもって「切手収集入門」の記事の締めくくりとさせていただきます。次回の記事以降は、切手に関連するスポットやイベントについてもっと詳しく紹介していきたいと思います。


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