子供の教育/頭のいい子に育てるには

子供時代、自由に遊んだ方が大人になって大成する!?

お子さんはどんな遊び方をしていますか? 子供主導型ですか? それとも大人主導型ですか? この記事では、小さい頃の遊び方がその子の将来に反映するというドイツの研究結果をお伝えします。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

「今日」を無数に積み重ねたものが将来を作る

子供時代の遊び方に将来へのカギが!

子供時代の遊び方に将来へのカギが!

人間の一生というのは当然ながらつながっています。1日が7回繰り返されると1週間、30回で1ヶ月、そして1年、5年、10年、20年……と月日は経ち、やがて大人へと成長します。ということは、今日、お子さんが積み木でお城を作ったことも、階段の2段目からジャンプしたことも、全て将来のベースとして積み上げられていくというわけです。

それでは、今日のことがどのように積み上げられていくのでしょうか? そして、将来にどのように反映していくのでしょうか?

 

ドイツの研究で分かったこと

「人生は1日1日の積み重ね」と言ってしまえば当たり前、でも意外と見過ごされがちなところにドイツの大学が着目し、あるリサーチを行いました。

そのリサーチは、135名の大人(男性41名、女性94名、年齢層20~66歳)を対象に実施。次の点についてのデータを収集しました。
  • 子ども時代の遊び方(どんな風に遊んでいたかを具体的に)
  • 現在の社会的なステイタスについて(社会での役割、仕事の満足度、交友関係の豊かさなど)
  • 自己評価(臨機応変さ、自尊心の高さなど)
そして、これらを分析すると、ある傾向があることが分かりました。それは、

子供時代、「決められたスケジュールの中で遊んでいた」と答えた人たちよりも、「自由に遊んでいた」「自分の好きなことをして過ごした」と答えた人たちの方が、大人になって社会的に大きく成功している傾向が高い

ということでした。

>> 次ページでこの関係をつなげるファクターについてお伝えします。

*出典:Evolutionary Psychology (2014) 「Does playing pay? The fitness-effect of free play during childhood」より
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