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いい感じだったのに振られたのはなぜ?恋愛心理は難しい

今回は、互いにいい感じだったのに振られたというケースについてお話します。どんな相手からでも好意は嬉しいものと言いますが、それは程度の問題です。好意が嬉しいと思われるには、相手にとって心地良い範疇でなければならないのです。

執筆者:桜井 結衣

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いい感じだったのに振られた……その理由とは?

いい感じだったのに振られたのはなぜ?恋愛心理は難しい

デート中やふだんの雰囲気は悪くなかったのになぜ?

どんな相手からでも「好意は嬉しいもの」と言いますが、それは程度の問題です。たとえ、好意であっても度を超えれば嫌悪感を与えてしまいます。好意が嬉しいと思われるには、相手にとって心地良い範疇でなければならないのです。今回は、互いに好意があると感じていた仲だったのに、告白したらフラれてしまう理由についてお話しいたします。
 
<目次>
 

初めは互いにいい感じだったはずなのに?

相手も自分のことを好きな気がしたからアピールしたのに、引いていくのはなぜ?

相手も自分のことを好きな気がしたからアピールしたのに、引いていくのはなぜ?

誰かと出会って恋に落ちて、頑張って話しかけていたら、相手もまんざらじゃないようなノリの良さ……「これはもしかしてイイ感じ? もしかして、イケるかも? 付き合えちゃうかも?」なんてテンション上がって、調子に乗って告白! しかし、その途端、「私、そういうつもりじゃなかったんだけど……私達、友達だよね?」と、サクッと撃沈。ということは、よくあることです。

会話も弾んで、お互い楽しいと感じていたはずなのに、なぜうまくいかないのでしょうか? そもそも、相手は全くその気がないのに思わせぶりな態度をしていたのでしょうか? もちろん、思わせぶりな態度をとってしまう悪い癖がある人もいます。ですが、全てのケースがそういうワケではありません。問題は、タイミングを見誤った告白をすることなのです。

いくらはじめはイイ感じだったとしても、タイミングを見誤るとフラれてしまいます。互いの好意の大きさをシーソーゲームにたとえると分かりやすいでしょうか。互いの好意が同じ程度であればシーソーは絶妙なバランスを保ち、心地良く仲良くすることができます。ですが、どちらか一方だけが明らかに大きな好意を抱いてしまったら? バランスが崩れてしまいますよね。そうすると、はじめは心地良かった関係も、なんだか居心地が悪くなってしまいます。その居心地の悪さは次第に嫌悪感を感じるほどに……。
 

好意が嫌悪感に変わる恋愛心理

一般的に好意を向けられると心地良いと感じるものです。しかし、人には「心地良いと感じる程度」というものがあります。その程度を超えてしまうと、好意を重く感じたり、気持ち悪いと思うようになってしまいます。これには、二つの理由があります。

まず一つ目の理由として、重い好意は嫌悪感や恐怖感を与えるものだからです。なぜなら、あまりに重い好意は見返りを求められているようで怖いと感じてしまうからです。見返りとは、交際や結婚であったり、同程度の愛情を注ぐことであったり、肉体関係であったりするでしょう。いずれも、ほんの少し好意を抱いていただけの相手から望まれたら嫌悪感や恐怖感につながってしまいますよね。

そして二つ目の理由として、万人から向けられてもOKなのはあくまでも軽い好意であって、一定以上の好意は特定の相手(大抵は自分が好きな相手)からしか受け入れられないものだからです。たとえ互いに好意があったとしても、その好きという気持ちに温度差があり過ぎるとなんだか気持ち悪いと感じてしまうのはこのためです。

せっかく好意を伝えても、相手に嫌悪感を与えてしまっては悲しい結末になってしまいます。
 

注意! 告白してはいけないタイミングとは?

告白が成功するために必要なことって?

告白が成功するために必要なことって?

突然ですが、仕事として商品を売る時を想像してください。どんなに素晴らしい商品だとしても、相手が要らないものを提案していては売れませんよね。相手が欲しい物を欲しい時に勧めなければ意味がありません。

恋愛も同じです。相手が誰とも付き合いたくない時に猛アピールしても玉砕してしまうでしょうし、いくら会話が盛り上がっていても自分が恋愛対象として見られていないなら告白してもフラれてしまう確率が高いでしょう。

誰とも付き合いたくない時とは、一般的には勉強や仕事に集中したい時や、失恋の傷が癒えていない時、無理だと分かっている人を夢中で追いかけている時などです。つまり、あなた以外の人や物事が相手の心の中に非常に高い重要度で存在している状態の時です。これは、ある程度一緒に過ごしていれば分かるはずです。

気を付けたいのは自分が恋愛対象として見られているかどうかです。勘違いしてしまいがちなのですが、どんなに会話が盛り上がって楽しく過ごせていても、たとえ何度も二人きりで遊びに行っていても、それだけでは実は「恋愛対象として見られるには不十分」なのです。もちろん、盛り上がったり、二人で遊びに行くなら、嫌いよりは好きに近い対象ではありますが、付き合いたいと思う相手かどうかはまた別の話なのです。

女性は付き合いたいくらい好きな男性に対しては、甘えたり、そばに寄ったり、軽いボディタッチをしたり、会話中に目がうるんだり、頬が赤くなったり、声が高くなったりすることが多いものです。つまり、こういった態度をとる女性はあなたと付き合いたいと思っている確率が高いということです。

告白を成功させるには、相手が誰とも付き合いたくない時を外し、相手の態度から自分が恋愛対象であると判明していることが必要になります。そのうえで、「もし付き合ったら~」という話を振ってみてどれだけ乗り気になってくれるかとか、徐々に伝える好意のレベルを上げていって相手が引いていかずに一緒に気分が盛り上がっているかなど反応を見ましょう。そうやって告白するのにベストなタイミングを探っていくと、恋愛成就率が高くなるはずです。もちろん、相手があることですから、毎回必ずうまくいくのは難しいですが、洞察力と経験によって恋の打率を上げることはできるでしょう。

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