今は「結婚」を決断しづらい世の中!?

更新日:2014年04月16日

(公開日:2014年03月24日)

男性は経済力、女性は社会進出の影響で
「結婚」しないことがデータから明らかに

厚生労働省「人口動態統計」(2013年)によると、2013年の婚姻件数は663,000件(推計)で前年よりも約6千件程度減少している。婚姻率(人口全体に対する結婚の発生頻度)も5.3と、年々減少傾向にある(グラフ1)。

グラフ1

グラフ1


「婚姻件数」減少傾向の理由は?

All About生活トレンド研究所が2014年1月に実施した調査(※)では、年齢が高くなればなるほど「結婚できるかどうかわからない」、「結婚はしないと思う」、「結婚願望はない」と回答する人が増加傾向にあり、40代男女では6割以上が回答していた(グラフ2)。
グラフ2

グラフ2


また、「結婚できるかどうかわからない」、「結婚はしないと思う」、「結婚願望はない」とする理由について聞くと、男性は「出会いがないから」、「自分の収入が低い/不安定だから」が多く、女性は「他人と暮らすのが面倒だから」、「出会いがないから」が多かった(表1)。

表1

表1


ここで、男性側にしかなかった回答として挙がっていた「自分の収入が低い/不安定だから」について掘り下げてみる。

総務省「労働力調査(詳細集計)」では、15~24歳(在学中除く)の4人に1人が不安定な非正規雇用の労働者として働いており、さらに25~34歳でも非正規雇用者は16%にのぼっている(グラフ3)。

グラフ3

グラフ3


さらに、内閣府「結婚・家族形成に関する調査」で正規雇用者と非正規雇用者の既婚率を見ると、20代の正規雇用者は25.5%が既婚者であるのに対し、非正規雇用者はわずか4.1%、30代も正規雇用者の既婚者は27.5%であるが、非正規雇用者は5.6%であった(グラフ4)。
グラフ4

グラフ4


また、同調査の年収別で見る婚姻率では、男性20代で年収が500万円以上600万円未満のうち、既婚者は39.2%であるところ、同年代で年収が300万円未満の男性はわずか8.7%であった。これらのデータからも、不安定な雇用形態や年収により、男性が結婚という人生の決断に踏み切れないということが読み取れる(グラフ5)。
グラフ5

グラフ5


次ページでは、女性がなぜ結婚しなくなっているのかについて探ります。