クリニークメンから化粧水が登場

クリニーク

こちらが旧ロゴ。たくさん情報があるとコスメになれていない男性は迷ってしまうかも

クリニーク メンが2つの点で変貌を遂げました。まずは、パッケージが変わったこと。今までは「CLINIQUE skin supplies for men」というものだったのに対して、今回はシンプルに「CLINIQUE FOR MEN」とだけになりました。

私も製品を開発しているのでわかりますが、ブランドの顔とも言うべきロゴ周りのデザインを変更するのは、相当大きな決意を持って臨むことです。雑誌もロゴ変更は、リニュアールの根幹とされていますよね。それだけ、今回のリニューアルには意気込みが感じられます。

 

クリニーク

ロゴも力強くなっています。ウォータリー モイスチャー ローション 200ml 5800+税

次に注目すべきところは、ローション(化粧水)がラインナップに導入されたことでしょう。ご存じの方も多いと思いますが、クリニークは角質ケアを謳っているブランド。ローションと言えば「スクラッフィング ローション」と呼ばれるもので、コットンを使って洗顔で落としきれなかった角質を除去するためのものでした。また、「エム ローション」という製品もありましたが、これはチューブに入っていてジェルっぽい感触の保湿剤でした。

その構成が覆され、私たちがよく知っている化粧水タイプの「ウォータリーモイスチャーローション」が登場したのです。実は、このブランドにとって画期的なこと。もちろん男性用だけでなく、女性用にも「イーブン ベター エッセンス ローション」が発売され、既に大変な人気を誇っています。

日本人をはじめとして、アジア人は化粧水が好きなことで知られています。洗顔後に水分→油分という保湿補給のプロセスをセオリーとするのですが、欧米ではいきなりクリームだけ塗るということが一般的です。従来、欧米系のブランドには、化粧水がないことが多かったのですが、アジアのマーケットが拡大し、その声を看過できないようになるとアジア限定といった形で化粧水を投入してきました。

しかし、クリニークは発想が角質ケアにありますから、簡単に化粧水としてのローションを投入するのは難しかったのでしょう。そこで、リニューアルのタイミングに合わせて、新機軸の投入と相成ったと推測しています。

クリニーク

ローションとともにリニューアルで加わった新製品が写真・左のAG モイスチャライザー 98g 6000円+税

実際、日本人男性は欧米に比べて乾燥しやすいことが同ブランドの調査で判明したそう。それは角質層内のフィラグリンというタンパク質の量が少ないということが発見されました。そこで独自の植物エキスブレンド、ヒアルロン酸などを配合し、乾燥対策をするのがこの化粧水の役割です。

また、ベリードライ~オイリーまですべての肌タイプの人が使えるみずみずしい使用感があり、さらに皮脂をコントロールしてくれるカラフトコンブエキスなどにより、男性のニーズを汲み取っているといえますね。


モルトンブラウンのシェービング剤に注目

モルトンブラウン

こちらが以前のシルバーグレーのボトル。こちらも魅力的でしたが、リニューアルにより大幅変更に

1973年にロンドンで誕生し、エリザベス女王より英国御用達(ロイヤルワラント)も取得しているモルトンブラウン。充実のラインナップと魅惑的な香りでファンも多いことでしょう。3月12日発売の「メンズグルーミング コレクション」もデザイナーが交代したことで、パッケージがより洗練されて統一感が出ました。以前のシルバーグレーのパッケージもよかったのですが、今回の深いブルーの方がよりクールな印象があります。

 

モルトンブラウン

バランシング フェイスウォッシュ 100ml 3200円+税、ディープスクリーン 藝すすクラブ 100ml 3800円+税、レイザーグライド シェービングジェル 150ml 4000円+税、スキンカーム シェービングクリーム 150ml 4000円+税、ポストシェイブ リカバリーバーム 75ml 3800円+税、他

洗顔、シェービング、アフターシェーブというシンプルな3ステップで構成された同ブランドのケアはわかりやすく、理にかなっています。アフリカン・ホワイトウッド・エクストラクトという成分が洗顔料、スクラブ、シェービングジェルに共通して入っており、毛穴の引き締めやテカリのコントロールにアプローチします。

ここで注目したいのが、シェービング剤が2種類もあること。ノーマル~オイリースキンまでのジェルタイプとドライスキン用のクリームタイプがそれ。肌質別に選ぶことができるきめ細かさはさすが、男性のことをよく理解しているブランドということでしょう。

近頃は、シェービング剤を肌質やヒゲの量、剃り方などによって変えている賢明な男性も増えてきており、きちんとその流れを汲んでいるといえます。これからも男性の上質なケアを支えてくれるブランドとして、目が離せません。

イーシェーブにスキンケアラインが誕生

ニューヨークで人気を博しているシェービングブランドのイーシェーブ。こちらからは、今までのシェービングアイテムにプラスして、スキンケアアイテムが発売されました。

ラインナップとしては、洗顔(後述)、保湿剤(フェイス モイスチャライザー ホワイトティー/50g 3800円+税)、アイクリーム(アイ クリーム ホワイトティー/15g 3800円+税)とボディリフレッシャー(ボディ リフレッシャー バーベナライム/75ml 3150円+税)が追加されて、男性に必要なアイテムはほぼ完成したといってもよいでしょう。

イーシェーブ

フェイス モイスチャライザー ホワイトティー/50g 3800円+税

特に出色の出来は、洗顔料の「フェイス ウォッシュ ホワイトティー/113g 2500円+税」です。パラベンフリーでかつ、ラウリル硫酸ナトリウムフリーというのは最近の男性美容の傾向に即していると思います。

つまり根こそぎ皮脂を取ってしまうような強い洗浄力よりも、肌荒れやカミソリ負けを起こしやすいセンシティブな男性のために、洗浄力はマイルドな方が好まれます。ラウリル硫酸ナトリウムは、美容意識の高い人は避けたがる物質。それが入っていないというのがイマドキな感じです。

洗顔、アイクリーム、保湿剤の3種類はホワイトティと共通の香りを採用しています。これはほのかに甘く優しい香りなので、この辺りも男性への新しいアプローチを感じられます。

男性コスメは女性に比べて、商品のサイクルが遅く、なかなか新製品が出ません。しかし、この春は機能的でスタイリッシュなものがたくさん出揃います。自分の肌と相談して、新しいものに挑戦してみてはいかがでしょう。
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