日本各地で大きな被害があった2014年2月の大雪。首都圏エリアでも、カーポートやテラス屋根などの倒壊や破損の被害がみられました。降雪に慣れていない都市部では、積雪への適切な対処ができなかったこともあるかもしれませんが、新しく設置する商品に関しては、雪に強いタイプを望む声も増えているようです。

[協力] YKK AP
MADOショップ 若葉ケヤキモール店

積雪への対応ができず被害も

2014年2月、首都圏では2週続けての大雪となりました。予想以上の積雪に、エクステリア施工会社、リフォームショップ等には、消費者からの問い合わせや相談などが多く寄せられたようです。

リフォーム施工を行う、YKK AP 住宅東京支社 MADOショップ、アドバイザーの中野世津子さんは、「最初の大雪では、カーポートやテラス屋根に積もった雪のおろし方に関する相談が多く、東北地方のMADOショップからの情報提供で、雪国の知恵などをアドバイスしました」と話されます。

具体的な雪国の知恵とは、たとえばカーポートであれば、積もった雪は、ホームセンターなどで販売している専用の道具(高いひさしやカーポートなど用の雪落し・雪かき道具)で降ろすこと。カーポートの上に乗っての雪おろしはとても危険なので、絶対にしてはいけないことなど。

また、テラス屋根の場合は、最初にお湯で絞った雑巾やタオルでテラス屋根の裏側を温めることがポイント。屋根に積もった雪が徐々に溶け滑りやすくなり、少し解けたところで、下から棒でつつくなどして振動を与えると、雪が滑り落ちてくるとか。降雪の状況に合わせて、危険のない範囲で対処することも必要でしょう。

カーポートやテラス屋根が倒壊、積雪対応のタイプを望む声も

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雪災により自宅カーポートが崩壊、損害保険会社向けの見積作成の依頼のため来店されたとか。

2度目の大雪後は、相談でなく修繕やリフォームへの要望が増加。「壊れたり倒れたりしたカーポートやテラス屋根の撤去、修繕、つけかえの依頼が多くなりました。特に、カーポートの倒壊によって車がダメになってしまったので、とにかく早くつけかえてほしい、といった要望も。依頼が殺到して対応しきれない店舗も出てきているようですが、出来る限り可能な範囲で迅速に行わせていただいている状況です」と中野さん。

新しく設置するカーポートには、強度の高いタイプを求める声も聞かれるようです。「このような大雪の経験から気象環境に不安を感じている方も多くなっているのか、首都圏でも新しく付け替えるカーポートは、積雪対応のタイプを検討される方も増えてきています」 また、豪雪地域向け商品のカタログ請求も増えているとか。

環境に合わせ、雪や風などに備えた商品の検討も

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200cmまでの積雪と46m/秒相当の風圧に耐える折板屋根カーポートシリーズ。 [ジーポートneo] 

ここ数年、台風や雪などによる被害も増加し、異常気象に対する住まいの備え、プランニングにおける配慮等は重要になってきています。エクステリア建材の中でも、大切な車を守るカーポートは、雪や風に強いことが求められるでしょう。建材商品としてのカーポートは、エクステリアメーカーから、耐積雪や耐風圧タイプの商品も多く提案されています。

雪に対しては、まず設置する地域の年最深積雪(気象庁)を確認し、適する強度を持つ商品を選ぶことが重要。一般的なカーポートは、耐積雪20センチ程度、積雪地域や豪雪地域向けのタイプであれば、50センチから200センチ程度までの積雪荷重に耐えられるように設計されているので、必要な性能を持つタイプから選ぶようにしましょう。商品の積雪荷重を超えるような場合は、雪おろしをするなどの対処が必要になることを忘れずに。また、耐風圧性能も、46m/秒相当、42m/秒相当、34m/秒相当などが揃っていますので、台風や突風などを考慮し検討することが大切です。

雪や風に対して高い性能を持つものは、形状やデザイン、素材などにある程度の制約がある場合もみられますが、適した性能を確保しつつ、敷地の形状や使い勝手、住まいの外観デザインなどにも配慮して選ぶようにしましょう。

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