アベノミクス以降は資産状況に格差が

資産は基本的に、現金のみでもっているという家庭が多いと思います。しかし、去年から始まったアベノミクス景気以降、お金の流れが大きく変わりました。家計がどんな資産をもっているかで、大きな差が生まれつつあるのです。

貧乏Aさんと金持ちBさん

AさんとBさんがいたとします。共にアベノミクス以前は100万円という資産を持っていました。しかし、資産の内訳に違いがあります。Aさんは現金で100万円、Bさんは現金50万円と株式50万円で100万円です。

アベノミクス以降株価は急激に上昇したことは周知の通りです。AさんとBさんの資産状況にどんな変化が起きたかというと、Aさんは現金100万円のままに対し、Bさんは株価が上昇したため、現金50万円+株式80万円=130万円という結果になりました。

しかし、株価の影響だけではなく、日本は少しずつですが、インフレになってきています。物価が上昇すると現金の価値は下がりますので、Aさんの現金100万円は実際には95万円程度になってしまうかもしれません。結果的にAさんとBさんの資産の差は35万円にもなってしまいます。

200万円が300万円にと、2000万円が3000万円にと、金額は様々ですが多くの方のお話を聞いていると、アベノミクスによって約1.5倍程度資産が増加した方が多いように感じます。日経平均株価は民主党政権時代からすると2倍近く株価が上昇しているので、そういう方が多いのではと感じます。

家計もインフレ対応できるように

私は常々、どんな状況になっても家族を守る事ができる強い家計作りが必要だと感じています。デフレ時代は現金が強くなりますが、現金一辺倒ではインフレに対して家計が弱くなる側面をここ数年で実感しました。やはり家計の許す範囲でリスクを取りインフレに対応できる金融商品を持っておくことは大切だと感じます。

政治によって経済が大きく変わるという外部要因リスクから家計を守る為にも、 家計も脱デフレを図り、インフレに対応できる柔軟性を持つことができれば、今回のようなアベノミクスによるラッキーマネーを手に入れることができます。

ここ1年間の相談に来られるお客様の特徴として、アベノミクスによる株価の上昇によって資産が大きく増加したという方が多くなっています。 しかし、当然ながら反対の事もありえます。株式は最悪ゼロにもなりますので、大きく資産が目減りすることもあります。増加した資産をどう扱っていけば良いのかというご相談が増えているのが近年の状況です。

これらのリスク商品に対する処置はただ一つしかありません。
それは「学ぶ事」。『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は「投資はリスクではない。投資を学ばないことがリスクだ」と書いています。またこのようにも書いています。「最も大きなリスクは資産運用をためらうこと」。これには追記があり、「倹約をし、身の丈に応じた生活をする事。投資の勉強に時間と労力を注ぐ事」とあります。

「自己責任」という言葉があるように、できる限り自分で資産管理ができるようになって頂きたいので、私の所に相談に来られるお客様には投資や資産運用のイロハを体系的にお伝えし学んでもらうようにしています。専門家を活用して資産運用をする場合でも、やはり投資や資産運用についてある程度知っておくことが大切です。

家計は「稼ぐ・減らす・貯める・増やす」の4本のタイヤが同時に回って初めてスムーズに走る事ができます。またそれぞれのタイヤが強度を増せば、家計は更に強くなり資産形成のスピードも増します。

「増やす(資産運用)」まで着眼し積極的に投資を家計に取り入れる方は全体の割合からすると少ないと感じますが、投資は幸せに豊かになる為のひとつの方法なので、学んでみて損はないと感じます。

投資というと多額のお金が必要だと思っている方もいるかもしれませんが、実際には毎月5000円や10000円といった少額からでも始めることができます。毎月の貯蓄額が数万円ある場合は、学びながらその一部を投資にあててみてはいかがでしょうか?

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