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3階建て住宅で暮らす/3階建て住宅の基礎知識&ノウハウ

狭小地でも3階建てで広く暮らすには

3階建ての大きなメリットは、狭い土地でも広く快適な家が作れること。さらに、家を建てる総コストが2階建てに比べて安くなるケースもあるとか。今回は、3階建て住宅のメリットについて説明しましょう。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
西野 功市郎

執筆者:西野 功市郎

3階建て住宅で暮らすガイド

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都市部で3階建て住宅が増えている理由

3階建ての大きなメリットは、たとえ土地が狭くても希望に限りなく近い広さを確保できることでしょう。横に床面積を延ばすことが難しいのなら、上に延ばせばいいという考え方です。
3階建ては2階建てより広い。これが、3階建てにすることの最大のメリットであり、近年都市部で3階建て住宅が増えている理由だといえるでしょう。
たとえ狭小地であっても広いリビングや駐車スペースがとれる、あるいは書斎のようなプラスαの空間をあきらめずにすむ、吹抜けなどによって明るく開放的な空間が手に入る…といった理由から、3階建てを選択する人が多くなっています。
3階建てなら、上に延ばすことであきらめることなく、希望通りの空間や暮らしが手に入れられます

3階建てなら、上に延ばすことであきらめることなく、希望通りの空間や暮らしが手に入れられます


3階建て住宅で、家づくりのトータルコストが安くなるケースも

でも、「3階建ては2階建てより家を建てるコストが高くなる」と思っていませんか?
確かに、一見すると、同じ延床面積ならばフロアが増える分、2階建てより3階建てのほうが建築費は高いと考えられます。ところが、土地購入から建築費までのトータルコストで考えると、一概にそうともいえないケースもあるのです。

例えば、土地を購入して家を建てるとき、希望通りの間取りを2階建てで実現するためには30坪の土地が、3階建てなら20坪で建てられるとして算出したのが、下記の計算式です。

(A)2階建てのケース
土地購入費用 3,000万円
(坪単価100万円の土地を30坪購入したとして計算)
建物建築費 2100万円
(坪単価70万円×延床面積30坪として計算)
合計 5,100万円

(B)3階建てのケース
土地購入費用 2,400万円
(坪単価120万円の土地を20坪購入したとして計算)
建物建築費 2400万円
(坪単価80万円×延床面積30坪として計算)
合計 4,800万円

希望通りの延床面積をとることができそうな広い土地は、都市部より郊外のほうが見つかる可能性が高いと思いますが、広い敷地を購入すればそれなりの金額にはなるでしょう。また、郊外の場合は、駅から距離があったり、通勤・通学に時間がかかるといった点がネックになることもありそうです。

それに対し、都市部ではさまざまな利便性を享受できるというメリットがありますが、やっと見つけた土地は狭小地だった、ということも多分にあると思います。郊外の土地に比べて土地の坪単価も高くなります。しかし、敷地面積が狭い分、(B)のような場合は、郊外の土地購入代金より却って安くおさまるケースもあるのです。2階建てより3階建てのほうが、建築費は高くても、土地購入費用を合計したトータルで見ると安くすむことになります。土地購入から考えている方であれば、「3階建ては必ず2階建てより高くなる」という思い込みを一度取り払って情報収集することをおすすめします。

2階建てを3階建てにしても建築費はそれほど増えない

「とはいっても、2階建てを3階建てに変更すれば、この計算式よりもっと建築費が高くなるのでは?」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。1階分、建物が高くなるのですから、そう思うのも仕方ありませんね。ただ、まるまる1階分コストアップするかというと、そんなことはありません。なぜなら、建築費に影響することの多い「設備機器」が増えるというわけではないからです。

一般的な住宅に必要な設備の数は、その住宅の階数が増えたからといって、極端に増えることはありません。最近の一戸建てでは、トイレは2カ所に設けることが一般的ですが、おそらく3階建てであっても2カ所あれば事足りるでしょう。また、キッチンや浴室などの水まわりも2階建てと同じく、1カ所にまとまることが多いです。従って、家の建築費は大幅な増加にはならないケースが多いのです。

そう考えると、(A)のように広さを求めて郊外に土地を購入するよりも、多少狭小地であっても条件に合った土地を購入して3階建てを建築するという(B)のような選択肢も視野に入ってくるというものではないでしょうか。

このように、3階建てはコストパフォーマンスが非常に高いと言えます。
ただ、狭小地でも快適な家を建てられるのか? どのような設計にしたら広々とした家になるのか? と不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。その不安は、ずばり「設計」で解消できます。


次ページでは、狭小地でも快適な家を建てるための設計手法についてお話しましょう>>



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