学資保険/学資保険の返戻率を上げる方法

学資保険は短期払いがお得!10歳払済ができるのはコレ

学資保険やこども保険の返戻率(戻り率)を上げる方法の一つに、保険料払込期間の短縮があります。保険会社や商品によって、保険料払込期間の設定は異なりますが、中でも10歳までに保険料を払い終えることができる学資保険をご紹介します。

岩城 みずほ

執筆者:岩城 みずほ

学費・教育費ガイド

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学資保険は返戻率の高いものを選ぶ

短期払いで返戻率アップ

短期払いで返戻率アップ

教育資金を確実につくるため、学資保険(こども保険)を利用している人も多いでしょう。

支払った保険料に対して受け取れる総額の割合を「返戻率」といいますが(保険会社によっては受取率と呼ぶところもあります)、返戻率は、保険会社や商品によって異なります。また、同じ商品でも、設定する保険金額や条件によって変わってきます。

保険料を短期間で払い込むと返戻率が高くなる

学資保険を選ぶ上では、返戻率の高さがポイントになります。その返戻率を上げる方法の1つに、「保険料払込期間の短縮化」があります。

以前、「学資保険・こども保険の返戻率をアップさせる方法」という記事で、保険料の10歳払済が可能な「アフラックの夢みるこどもの学資保険」をご紹介しました。保険料払込期間を10歳にして、契約時に保険料払込期間満了までの年払保険料を一括で支払う「全期前納払い」にすると、さらに返戻率は上がります。

■「アフラックの夢みるこどもの学資保険」のプラン例
  • 契約者 30歳男性
  • 被保険者 0歳
  • 月払い
  • 学資年金支払年齢 18歳
  • 基準学資金額 100万円
  • 返戻率 105.2%
これを保険料払込期間10歳、全期前納払いにすると
  • 返戻率 118.7%
と大幅にアップするのです。

10歳までに保険料を払い終えることができれば、比較的教育費のかからない時期に将来の学費の準備ができるので、その後の家計も楽になりますね。

ソニー生命からも10歳払済が可能な新商品が登場

この1月にソニー生命から、より貯蓄性を重視した新商品「学資保険(無配当)」が発売されています。従来の商品「5 年ごと利差配当付学資保険」に加えてのラインアップです。

大学進学後から毎年、教育資金を受け取れる「学資保険(無配当)III型」の返戻率をみてみましょう。

■「学資保険(無配当)III型」のプラン例
  • 契約者 30歳男性
  • 被保険者 0歳
  • 月払い(保険料払込期間 18歳)
  • 学資金支払年齢 18~22歳
  • 基準学資金額 40万円
  • 総受取保険金額 200万円
  • 返戻率 114.1%
これを保険料払込期間10 歳にすると
  • 返戻率 121.2%
さらに全期前納払いにすると
  • 返戻率 123.24%
と高い返戻率になります。

ソニー生命商品部の太田さんによると、「資金的に余裕があるうちに払い込みを終わらせたいという方のために、払込期間のバリュエーションを増やしました」とのことです。

ほかにも10歳払済が可能な学資保険はあります。続きは次のページで。

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