前回の記事では切手を探して購入する方法をご紹介しました。手に入れた切手もだんだん枚数が増えていくと、コレクションの形に整理したくなってきます。その時に使うのが切手用ピンセットとストックブックです。ここでは切手収集家の第一歩ともいえる用品の選び方や活用方法を紹介したいと思います。

なぜ切手用ピンセットを使うのか

用紙・目打の調査

ピンセットを使いながら切手の印刷や紙などを確かめているガイド

切手収集家は自分の切手コレクションを整理するとき、必ずピンセットを使います。石鹸で手を洗って清潔にしていても、手には微量の皮脂が浮き出てきます。大切な切手に皮脂がつかないように、必ずピンセットで扱っているのです。
ピンセットの使い方

切手ショップの店頭で購入する切手をピンセットで抜き取るところ

ピンセットは文房具店でも200円ほどから買うことができ、高いもので1,500円ほどです。先のギザギザしたピンセットは切手を傷つけますので、必ず平たい「切手用ピンセット」として売られているものを使用します。丁寧に使えば一生使えるものなので、最低でも500円以上のものを目安に入手したいところです。切手の通販サイト「スタマガネット」では、様々な種類のピンセットが売られています。

ピンセットの形状と長さ

切手用ピンセットといえば、先端丸型のものがメジャーでしたが、現在では先端が細く平たいタイプも細かな作業に適しているため、とても人気です。また少数派ではありますが、先端が曲がったタイプもあり、コアなファンがいます。
ピンセットの先端

(上)先の細い切手用ピンセット・(下)先端丸型の切手用ピンセット

長さはロングとショートのタイプがあります。120ミリ前後のショートのタイプは女性や子どもにピッタリで、携帯用にする人もいます。男性は150ミリのロングタイプを選ぶのが良いと思います。できれば通信販売などですぐに買わずに、実際に店頭にあるピンセットで使い心地や弾力を確かめながら買うとよいでしょう。
ピンセットの種類

切手のピンセットの長さ:(上2つ)ショートタイプ・(下2つ)ロングタイプ

ピンセットの手入れの仕方

切手用ピンセットは衣類のシミ取りなどに使うベンヂンで磨き上げます。ベンヂンは近所のドラッグストアでも買えますし、アマゾンでも取り扱いがあります。ベンヂンは揮発性なので、石油製品のため念のため火気から離れたところで扱い、使用後はよく換気をするようにします。
ベンヂン

衣類のシミ取り用などの用途で売られているベンヂン

中には整理する切手に合わせて数種類のピンセットを使いこなして、いつもピカピカに磨き上げているピンセットマニアのような人もいます。そこまで行くと少し懲りすぎ・・・という気もしますが、無くてはならない切手道具なので、いつも清潔にして大切にしたいものです。

次のページではストックブックについて紹介します。