犬

わんちゃんの身体にも野菜の力は必要です!

愛犬のごはんを日々作っている飼い主さんだけに限らず、ドッグフードのトッピング、おやつ代わりとして野菜を取り入れている方も多いのではないでしょうか。「野菜は、ダイエット中のわんちゃんの食事量のカサ増しにしかならない」「消化が出来ないので、犬には不要である」という意見もあるようですが、そんなことはありません。野菜には、体の成長や健康維持に欠かせない栄養素が沢山含まれています。

野菜に含まれる代表的な栄養素1:ビタミン

ビタミンとは“生きていくために欠かせないもの”という意味を持っています。三大栄養素である、たんぱく質、脂質、糖質の働きを助けたり、体の調子を整える為に欠かせない栄養素です。ビタミンは機械で例えると潤滑油のような存在です。現在、正式に認められているビタミンは13種類。その種類によって、働きも異なります。ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKは“脂溶性”といって、油と一緒に摂る事で身体に吸収されやすくなります。それ以外のビタミンは“水溶性”なので取り過ぎた分は基本的に排泄されます。なので、こまめに摂取していきたい栄養素です。

野菜に含まれる代表的な栄養素2:ミネラル

ミネラルは主に骨や歯を作る働きがあります。体の成長や神経の働きを整え、生命活動を維持するためにも重要な栄養素です。ミネラルは基本的に体内で作る事が出来ません。だからといって、サプリメントだけで補おうとすると、摂りすぎて悪影響になってしまう恐れがありますので注意が必要です。食材からミネラルを補給していく方が、望ましいでしょう。


野菜

旬の食材を彩りよく選びましょう♪


野菜に含まれる代表的な栄養素3:食物繊維

犬に野菜は与える必要がない。といわれる理由のひとつとして「食物繊維が消化出来ないから」という説があります。ですが、食物繊維は元々消化されにくい栄養素です。だからといって、摂取しても無駄ということではありません。

食物繊維には大きく分けて2種類あります。1つは不溶性食物繊維。便のかさを増して排便を促してくれたり、発がん性物質など腸内の有害物質を身体の外へ出してくれる働きがあります。主に全粒穀物、豆類、野菜、きのこなどの食材に含まれています。もう1つは水溶性食物繊維。脂肪や糖質の吸収を緩やかにしてくれたり、食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きをするため、ダイエットにもに役立ちます。主に海藻や果物に含まれています。これらの働きは、わんちゃんの身体にも有効です。

排便はあるけれど出すのが辛そうだったり、コロコロの便が出てしまう時、下痢をしているわんちゃんにも食物繊維が一役買ってくれます。

ただ、野菜を沢山食べる事により、結石症や下痢などの悪い症状が習慣になってしまう場合は、様子を見ながら量を調節するようにしましょう。

どんな野菜なら与えても良いの?

ネギ類、香辛料など、刺激が強いもの以外であればほとんどの食材はわんちゃんに与えることができます。ほうれん草など、アクが強い食材は人間が食べる時と同じように下処理をすれば与えても大丈夫です。根菜類など、固くて飲み込む時に詰まらせる恐れがある食材は、柔らかくなるまで加熱するか、細かく刻んだり、すりおろしたものを使うと良いでしょう。

年中通して同じ食材を与え続けるより“旬の食材”を中心に選んで行くと、栄養価も高く、その季節に適した栄養素を取り入れることが出来るとされています。

■与える事は避けた方が良い食材は下記の記事を参考に。
愛犬には避けたい食材、注意が必要な食材

消化されない=体の中をただ通過するだけ、ではありません。

消化器官がいつも通りの活動が出来なくなってしまうと“負担”と言えますが、いつも通りの消化活動ができることは“負担”にはなりません。野菜の持っている力も借りて、わんちゃんの健康を考えていきましょう。
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。