前回の記事では、ガイドの好きなコーヒーを例に、「身近なものから切手コレクションのテーマを見つけてみよう」というお話をしました。今回は、前回に引き続きコーヒーを例にとりながら、見つけたテーマの切手を賢く、スマートに探して入手する方法をご紹介します。

画像検索してみよう

まずは「コーヒー」というテーマに関してどんな切手が存在するのか、大雑把に見渡してみましょう。ざっくりと調べるには、やはりインターネットの検索が役立ちます。ここで便利なのは、GoogleYahooの画像検索です。
コーヒー切手検索結果

Googleの画像検索にて「コーヒー、切手」で画像検索した結果画面

「コーヒー,切手」といったキーワードで検索してもよいですし、英語で「coffee, stamp」などと検索しても違った結果が出てきます。気になる切手のデザインを見つけて調べていくと、ぜひ欲しい!もっと知りたい!という気持ちが湧いてくると思います。
ブラジルのコーヒー切手

検索結果で見つけたコーヒー切手の(ブラジル2001年・参考価150円)

テーマの広がりを考えよう

さらにコレクションの深みを増すために、「コーヒー」そのものだけでなく、コーヒーに関連するキーワードまで探す幅を広げてみましょう。まずはコーヒーから連想されることを思いつくままに、紙に書き出してみます。そして少しあやふやなところは、本やネットなどで確認しておきます。
コーヒーの関連性

コーヒーに関連して筆者が10分ほどで作成したメモ書き

この作業を念入りにやっておくと、コーヒー関連の切手を見つけた時に入手すべきかどうかの判断がつきやすくなりますし、今までのコーヒーの知識の整理にもなります。ここでは、参考までにUCC上島珈琲株式会社のサイトを参照しました。

こうして連想したキーワード+切手で画像検索をかけると、また一味違った魅力的な切手が見つかることがあります。ここでは、「coffee,export(輸出),stamp」で検索をかけてみました。すると、新たにキューバの輸出品としてのコーヒーを描いた切手が見つかりました。
コーヒー、輸出の検索結果

キューバの輸出品目としてのコーヒーを描いた切手(1982年・参考価格30円)

ラム酒やタバコなどのキューバの輸出品を描いたシリーズのうちの1枚で、とても良い雰囲気です。

それでは、次のページでいよいよ買ってみましょう。

切手をネットで買ってみよう

キーワードをもとに「これは欲しいな」という切手を見つけたら、いよいよ購入してみましょう!切手を入手するならば、やはりネットオークションが便利です。日本の大手ネットオークションには、Yahooオークション(ヤフオク)と楽天がありますが、特に前者のヤフオクは常時5万点以上の切手を選んで買うことができるので、重宝します。
Yahooオークションの「切手、官製はがき
ヤフオク結果

Yahooオークションで「コーヒー、切手」で検索した結果

Yahooオークションで「コーヒー、切手」で検索したところ、ブラジルとキューバの切手は出てきませんでしたが、新たにオセアニアのニューカレドニア(フランス海外地域)で2002年に発行された切手3種組みを見つけました。実際に甘い香りをつけて発行された切手で、「香り付き切手」と呼ばれます。
香り付き切手

実際に香りをつけて発行されたフランス領ニューカレドニア(2002年)の切手

もちろんネットオークションは信頼できる専門店からアマチュアまで、様々な人が売買を行う場です。オークションですので、専門店の半額以下で切手が入手できることも珍しいことではなく、思いがけない掘り出し物に出会えることもあります。ただ、運悪く不慣れな出品者にあたると、包装が不十分だったり、発送が遅れるなどの一定のリスクが伴います。

切手ショップ(切手商)を訪ねてみよう

なかなかオークションでは目当ての切手が見つからない、もしくは実物を見てから買いたい、という方には、切手ショップに行ってみるのがオススメです。日本切手の強い店や、外国切手に専門特化した店など品揃えに特徴がありますので、コーヒーの切手がありそうな店に当たりをつけて訪ねていくとよいでしょう。名店は日本各地にありますが、ガイドが定期的にお世話になっているお店をいくつか紹介させていただきます。
目白の切手ショップ

外国切手の品揃えが豊富な東京・目白にあるロータスフィラテリックセンター

たとえば、「コーヒー関係の切手ってありませんか?」と聞いてみると、親身に相談に乗ってくれたり、含蓄のあるアドバイスをしてもらったりするかもしれません。ぜひ一度、機会があれば店舗を覗いてみてほしいと思います。

その際に、具体的に探している切手が明確な場合は、「ブラジル・2001年」「キューバ・1982年」などと国名と発行年をメモしていくと、切手ショップでも探す時もスムーズです。
スコットカタログ

電話帳サイズで6冊組となっているスコットカタログ

また、少し専門的ですが、切手事典にあたる「スコットカタログ」(アメリカ・毎年発行)では、今までに世界で発行されてきた切手1枚1枚に国別の型番(カタログ番号)を振っています。もしその番号がネット上で分かれば、「ブラジル・2001年・Scott2830」「キューバ・1982年・Scott2490」と控えておくとよいでしょう。さらに在庫確認が手早くできるはずです。

このようにして、ようやく購入できた切手ですが、そのまま袋に入れてしまっておくよりも「コレクション」の形にしたいですよね。次回の記事では、購入した切手を整理する方法とそのための道具をご紹介します。
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