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注目度が赤丸急上昇中! コンパクトSUVヴェゼル

発売されたばかりの新型SUV・ヴェゼルの注目度が急上昇中だ。エクストレイルやフォレスターより1クラス下の大きさというコンパクトなSUVの、その実力とはいかに?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

今注目のヴェゼル、その実力は?

ホンダ・ヴェゼルの注目度が赤丸急上昇中である。写真を見ていただければ解
る通りのSUVながら、今までと大きく違う特徴を持つ。2リッター級エンジンを搭載する日産エクストレイルやスバル・フォレスターより1クラス下となるフィット級のシャシを使っているのだった。
ヴェゼル

ヴェゼル HYBRID X クリスタルブラック・パール

今やエクストレイルもフォレスターもメイン市場はアメリカに代表される海外。モデルチェンジの度にボディが大きくなり、納得出来る装備のグレー ドを買おうとすれば250万円以上する。燃費だって丁寧な走りをしても10km/L台の前半。流れの悪い都市部だと10km/Lを割ってしまう。

日本や新興国市場だと、大きいし高価になった。そこでホンダはSUVのサイズをユーザーのニーズに合わせリセットしたのであった。確かにヴェゼルのキャビンスペースを見ると必要にして十分! 身長183cmのガイドが運転席に座った状態で後席に成人男性が座れる。

さらにリアのラゲッジスペースを残す。家族4人で遊びに行くときの荷物だって何とか運べます。価格は30km/h以下のみ稼働する追突被害低減ブレーキや、長距離ドライブで絶大な威力を発揮するクルーズコントロールなど標準装備となる上級グレードで201万円。

実質的にエクストレイル&フォレスターより40万円くらい安い。201万円のグレードにディーラーオプションのベーシックナビでも付けてやれば満足出来ると思う。このグレードでJC08燃費は20.6km/L。これまたエクストレイル&フォレスターと比べ20%減。

日本の道路事情にマッチしたSUV

いろんな意味でダウンサイジングなのだ。車体サイズも当然一回りコンパクト。日本の道路事情だと好ましい。例えば最小回転半径を見てもエクストレイル5.6mに対しヴェゼル5.3m。アメリカ市場を意識したクルマ作りをすると、日本の道じゃ大き過ぎてしまう。
インテリア

大柄なガイドが運転席に座っても、後席には余裕を感じる。

燃費の良さを追求したいユーザーのため、ハイブリッド車まで用意されている。価格は同じ装備内容を持つ通常ガソリン車の34万円高(エコカー減税や自動車税減税を考えれば30万円差)。通常エンジン車とハイブリッドの燃料コスト差は走行1万kmあたり4万円。7万5000km走ったらペイ出来ちゃう。

急いで契約すれば、人気グレードを除き何とか消費税アップ前に納車してもらえると思う。いや、交渉次第で納期が4月にズレ込んだらディーラーオプションのナビとかをサービスしてもらう、なんてことも出来るかもしれません。ちなみにライバルは日産ジュークです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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