冬の夜空にたゆたうオーロラは、一生に一度は見てみたい自然現象No.1!

オーロラ

色も揺らめき方も出会うたびに違うから面白い、フィンランドの冬の風物詩オーロラ。観測のためには、空が晴れて澄み渡っていることが前提条件

一生に一度は自分の目で見てみたいと誰もが期待している、冬のフィンランドの自然現象の王様はやっぱりオーロラでしょう。フィンランド語ではレヴォントゥレト(revontulet)、「狐の火」という意味の言葉。北方の原住民族サーミ人たちが、オーロラは暗闇で狐がしっぽを振った時に飛び散る火花だと考えていたのがその語源と言われています。

一般的にはオーロラ=冬の風物詩、というイメージが定着していますが、実はオーロラ自体は年中出ているものです。ただし、もちろん白夜の季節に見ることはできません。毎年8月後半から9月にかけて観測情報が出始め、翌4月ごろまではなんとか見るチャンスがあると言えます。オーロラは雲よりかなた上に現れる現象なので、まず晴れていることが絶対条件。とりわけ寒い2、3月によく見られるのは、この時期は晴天に恵まれる日が多いからというのも一因。夜間に快晴になると、地表の熱気が上空に逃げて気温がぐっと落ち込むので、オーロラが見られるのは必然的に寒くて空気が澄んだ夜が多い、というわけです。

コロナ状オーロラ

巨大なオーロラの渦の中心が頭上に来た時に見られるコロナ状オーロラ。まるで光のシャワーを浴びているかのよう

フィンランドで壮大なオーロラを見たければ、やはり、北緯が高くて人工光の少ないラップランド地方へ赴くべきでしょう。オーロラは出ている場所からどれだけ離れているかによって見える形が変わり、基本的に北極付近に近づくほど、カラフルでダイナミックな動きに出会える確率が高まります。特に、オーロラの渦の中心が自分の頭上に現れるコロナ状オーロラは、放射状の高速光がまるでシャワーのように降り注いでくる、圧巻の天空ショーを見せてくれます。

実は、穏やかに出ているときのオーロラは、素人目には雲との違いも見分けにくいもの。初めてオーロラ観測に挑むときには、やはりプロのガイドのもとで行うほうが確実性が高まります。ラップランドの各リゾート都市では、日本のツアー販売会社や地元のアクティビティ斡旋会社が提供するオーロラ観測プログラムがたくさんあるので、初心者はこうしたツアーを利用するのも有効。ただしいくらプロに同行してもらっても、出会えるかどうかはもちろん運次第!

次ページでは、オーロラ以外にもまだまだある冬の自然現象を一挙紹介!