柴又帝釈天の紅葉は渡り廊下から見よ

紅葉スポットの取材をしていてつくづく思うのが、「一番いい時期」に見に行くことの難しさだ。早すぎてまだ色づいていなかったり、あるいは遅すぎて、葉が散ってしまっていることもある。そこで、そこで、ちょっとくらい時期を外しても「見方や角度」を工夫して楽しめばいいのではないか?
ということで、本稿を書くことにした。

たとえば、雨の降っている日に紅葉が見たいと思ったら、柴又帝釈天に出かけてみるのはどうだろう。
紅葉に限らずどんな季節もいい

こういう渡り廊下を歩きながら庭園を鑑賞できる

日本庭園を鑑賞するには入館料が400円ほどかかるけれど、その価値はある。こんな感じで、渡り廊下から紅葉を見ることができる。
室内から紅葉を見るというのも粋な感じがする

こんなかんじで紅葉を見ることができる

廊下を歩けば、いろいろな角度からモミジを見ることができる。
室内からこうして見ると雰囲気も違ってくる

見事な紅葉に思わず見とれてしまう

こちらも室内から池のほとりにある紅葉を鑑賞。これもいいねぇ。
心が落ち着く日本庭園

池と紅葉というのはいい組み合わせ

同じ紅葉でも、見方を変えるといいかんじになるわけですね。

(以上4点は2010年11月22日撮影)

早稲田大学のイチョウは紅茶に映せ!

早稲田大学の大隈講堂脇のイチョウはけっこう立派です。でも、今年は葉の大きさは小さく、色づきがイマイチですね。
黄金色に染まったはが美しい

早稲田大学大隈講堂脇のイチョウ 2013年11月14日撮影


ここから見てもいいのですが、せっかくなので早稲田大学創設者の大隈重信像の後ろから見てみよう。こんなかんじ。
これはこれで味があるね

大隈重信銅像越しのイチョウ 2010年11月24日撮影

でも、もっといいのは大隈講堂の脇にある、Uni.Cafe125がいい。ここは、イチョウの樹の真下にあるカフェ。
落ち葉の舞うカフェもまた楽しい

Uni.Cafe125のテーブルの上には落ち葉が。 2007年12月14日撮影

このカフェは一般の人も入れる。ここで、紅茶を注文しよう。真上の樹を見上げるのは疲れるので、紅茶に映して見る。
すっかり葉が落ちてしまった樹もこうして見るといいかんじ

紅茶カップに紅葉を映してみよう 2007年12月14日撮影

実は、イチョウの葉はほとんど落ちちゃってたんだけど、こうやって見ると、いいかんじでしょ。

六義園の紅葉は将軍の腰掛け石から見よ

都内の紅葉スポットとして有名な六義園。ここのベストスポットといえば、山陰橋というところなんだけど、なかなかベスト時期に行くのは難しい。下の写真のようにまだカエデの葉が青かったりすることもある。
たしかに、色づいたらすごそうだけど。。。

六義園の紅葉スポット山陰橋。まだ早すぎた。2010年11月24日撮影

次の絶景ポイントは「芦辺茶屋跡」だ。ここから渡月橋方面を臨んだ眺めがいいのだそうだ。でも、まだこんなかんじ。
こちらもなんだかいまいち

芦辺茶屋跡から渡月橋を臨む。2010年11月24日撮影

入園料を払って入ったのに紅葉してないなんて……。でも大丈夫、藤代峠という丘を登ろう。標高35mの小山だ。この頂上に将軍の腰掛け石というのがある。これね。
ここに座って、庭園を見下ろせば気分は将軍

将軍の腰掛け石というのが、この石


そして、ここに腰をかけて、庭園を見よう。その景色はこちら。

庭園全体を見渡して、将軍になった気分

藤代峠から見た景色 2010年11月24日

紅葉している樹木もあって、なかなかいい景色でしょ。なんといっても天下をとった気分になれるのがいい。

日比谷公園「首かけイチョウ」はカレーを食べながら見よ

日比谷公園には多くの樹木があって、紅葉している。今の時期、カメラをかかえた人たちも多い。
カメラを構える人も多い

日比谷公園は樹木の数も多く紅葉も美しい

なかでも有名なのが「首かけイチョウ」だ。日比谷公園を設計した本多静六氏が、かつて日比谷の交差点にあり、道路拡張により伐採されそうになったイチョウを「首をかけても日比谷公園内に移植する」と宣言。見事に移植できたのだそうだ。それが、松本楼前にあるイチョウだ。
多くの人がカメラを向けている

松本楼とその前にある首かけイチョウ

その迫力には驚かされる。なにせ、徳川家康が江戸にくる以前からあったイチョウだという。樹齢は500年というパワーのあるイチョウだ。しかし、このイチョウ、たしかに素敵なのだが、ベスト・ビュー・ポイントは、松本楼からだ。それがこちら。
午後、西日が当たり、なんとも言えぬ色になる

松本楼のテラスより撮影した首かけイチョウ

ただ、松本楼は紅葉の時期はものすごく混んでいる。そこで、少し時間をずらし、お昼過ぎに行くのがおすすめ。西日がイチョウに当たり、とてもいいかんじなのだ。じゃ、何を食べるの? やはり、松本楼といえば、カレーでしょ。ハイカラビーフカレー(850円)がオススメだ。ここのカレーはうまいよ。
(以上4点は2013年11月22日撮影)

新宿御苑散策路はイチョウのベッドに寝そべって見よ

イチョウに限らず、落葉したものがそのままになっている場所では、そこへ寝転んでみるのもいい。というわけで、新宿御苑散策路がおすすめ。新宿御苑は入苑料がかかるけれど、こちらは無料だ。
これはまだまだだけど、絨毯のようにイチョウが敷き詰められる

新宿御苑の側道 2011年12月6日撮影

これはまだまだだけど、同じ日、側道の別の場所はこんなかんじ。
幻想的な雰囲気になる

場所によってはこんなに積もっているところも 2011年12月6日

もちろん本当に寝そべらなくても、落ち葉の上を歩いてみるのもいい。

ガサッガサッという音をさせて歩く

新宿御苑散策路の落ち葉の上を歩く。2013年12月5日撮影


こんなかんじ。地面の落ち葉をワシワシと踏みつけて歩くのも楽しいよ。ってことは、木だけじゃなくて落ちた葉だって楽しめる。つまり紅葉はいろいろな方法で楽しめるということだ。さあ、出かけてみましょう。

【関連サイト】
柴又帝釈天公式サイト
Uni.Shop & Cafe 125 | 早稲田大学オフィシャルショップ&カフェ
六義園 | 庭園へ行こう。
森のレストラン日比谷松本楼
新宿御苑側道の正式名称は? - 下関マグロの“散歩生活”


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