ストレッチとは?

ストレッチで痩せるのか

ストレッチで痩せるのか、痩せない? 

ストレッチとは、筋肉を適度に伸張させ、柔軟性と脱力性を高めるものです。学生時代の体育や部活で、またはスポーツジムで経験したことがある人も多いでしょう。場所を取らずに自宅でもできる「静的ストレッチ」、動きを伴う「動的ストレッチ」などありますが、ここでは「静的ストレッチ」に関してご説明します。筋肉は、伸張と収縮の両方の力で動いています。運動とセットでストレッチを行えば、動きの良い身体=コンディションの良さを作ることができますよ。  

ストレッチで痩せるのか

有名人が雑誌やムック本で「毎晩ストレッチを欠かしません」と紹介しているものを読み、「よし! 私もやる!」と意気込んだのも束の間、「ストレッチでは痩せない」という記事を見た……。これではどちらを信じて良いのか、迷ってしまいますよね。

「ストレッチでは痩せない」と伝えている人が指す「痩せる」の意味は、「体重を減らす」「脂肪を燃焼する」こと。残念ながら一人でできるストレッチそのものには、脂肪をガンガン燃焼するほどの運動量はありません。対局する、「ストレッチで痩せる」という人は、「スタイルが良くなる」「コンディションが良くなる」ことを指しているようです。

ストレッチの効果で望めることは、「コンディションを整えること」と、「部分痩せのサポート」。コンディションが良ければ、運動する気力が沸くことも期待できます。そして運動することで、心身ともにリフレッシュ効果が得られます。

痩せなくて悩んでいる人や、部分痩せを希望している人の多くは、筋肉がパンパンに張り、その周りの脂肪も硬め……。逆に筋肉が少なく、ぽちゃぽちゃした脂肪が減らないとお悩みの人もいます。その多くは、運動不足とケア不足。筋の緊張状態が長引いていたり、動きが少ないことが原因です。ですので、特にそういう人にとっては、「痩せる」ことの足がかりとして、ストレッチは有効といえるでしょう。
 

ストレッチのダイエット効果とは

キレイな人がストレッチを取り入れているのには、ワケがあります。それは、ズバリ効果を感じているから! ですが「ストレッチをやってみましょう」と実際に声をかけると、その反応は様々……。よくあるケースをまとめてみました。

■筋トレと混同している
ストレッチ、と声をかけても筋トレを始める人がいます。筋トレは筋肉を鍛えるもの。ストレッチはリラックス。この違いを大切にすると、今日自分にやってあげたいケアを選べるようになりますよ。

■「痛いからやだ!」と顔の筋肉が収縮(!)してしまう
昔の経験のまま、「ストレッチは痛いから嫌だ」と言う人がいます。現代のストレッチは、体育であったような、後ろから人に無理やり押されるようなものではないのでご安心ください。筋肉の緊張を取ってあげたいとき、気が向くことがあればやりましょう。

■思うように力が抜けない
ストレッチをしようにも、「力が抜けない」ことで困っているようです。普段の何気ない動作でも必要以上に力んでしまう人、力を抜こうと思えば思うほど、力が抜けずストレスを溜めてしまう人もいます。それらは力加減に慣れていなかっただけでしょう。あまりに無駄に力んでいることに気がついたら「ちょっとだけ力を抜いてみよう」と、リラックスしてみてください。力が入ること自体は、動いているなら当たり前。心配しなくて大丈夫ですよ。
 

ストレッチを張り切りすぎるとゆるまない不思議

表情と照らし合わせながら行うと、力みませんよ

表情と照らし合わせながら行うと、力みませんよ
 

「早くゆるめたい!」「一気にゆるみたい!」と力んで激痛をこなそうとすると、苦痛が残るわりに、なかなか変化は見えにくいようです。ですから、ストレッチは優しくリラックスした状態で。張り切りすぎて怪力で行えば、筋肉は休めたものではありません。リラックスして心地良くゆるませるイメージを大切に行いましょう。

緊張する(=交感神経が優位になる)と、血管だけではなく、筋肉も収縮します。イライラした日、嫌なことで頭がいっぱいの日、心身のリラックスタイムにストレッチを行えば、コンディションも整いますよ。
 

ストレッチの一番効果的なタイミングは?

お風呂前、お風呂上がり、どちらに行えば良いかは、どちらで行っても大丈夫です。筋肉が温まれば、神経の伝達速度は上がりますし、ストレッチをしてから入浴することで、お風呂での温まり方やリラックスが変わることも期待できます。睡眠時間に向け活動量をフェイドアウトさせ、お布団ではゆったりおやすみください。睡眠は、身体の整理整頓をする時間。眠る前に行うことで、睡眠の質が向上すれば、目覚めやむくみがすっきりするサポートにもなるでしょう。

みなさん夜に時間があるとは限りませんので、朝目覚めをサポートするように行ってもOK! 「目覚めの運動は、まだ身体が起きていないため良くない」という説もありますが、あくまで優しく行えば問題はないでしょう。

一番効果的なタイミングはズバリ、あなたが好きなとき! 理想を追いタイミングを逃し続けるより、実践しましょう。朝は準備運動として、夜は整理運動として、今の身体に良さそうなとき、やってみませんか?
 

ストレッチは健康にも効果あり。できることから始めよう

繰り返しますが、「脂肪を燃やす運動ではない」という意味では、ストレッチは痩せるものではありません。ですが、「ボディラインを整える」「心身のコンディションを整える」ことから、痩せるという意味にも入ると私は思います。というのも、私自身がダイエット指導をしながら多くのお客様の変化を見てきたからです!

まずは今知っているストレッチを優しく丁寧に行いましょう。動きに慣れていくことで、関連する神経との連携もスムーズになり、動きの無駄が減ります。運動が好きな人でも、常に100点の動きをしているわけではありません。手探りの果てに、進化するベストが見つけられるはずです。フォームの修正、バリエーション数の加減……いずれにせよ、今あなたができることをやりましょう。

健康にも効果のあるストレッチ。例えば肩こりは肩に力が入っていることだけが原因ではなく、脚の力みが原因だったりもします。この場合、脚のストレッチが肩こりの予防や解消にも繋がるわけです。スタイルアップと健康、同時に手に入れられたら良いですね。

いかがでしたか? 頭も身体もカチコチにしておくより、ものごとに柔軟にチャレンジして、気持ちの良い時間を増やしませんか。

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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。