ロック・ポップス/海外ロック・ポップス、80年代の名盤の口コミ

80年代ポップの傑作! ワム!「MAKE IT BIG」

ワム!の2枚目のアルバムで、全体的に親しみやすい80年代サウンドの良さが体感できます。身も心も弾み思わず口ずさんでしまうようなメロディで、自然と楽しくなってくるようなメリハリの効いた選曲が心憎いです。何と言ってもジョージ・マイケルの作る曲と歌声のクオリティの高さを感じられる作品です。

投稿記事

日本でも大ヒット! ワム!の2枚目アルバム

■アルバム名
MAKE IT BIG

■アーティスト名
ワム!(Wham!)

■おすすめ理由
1984年に発表されたワム!(Wham!)の2枚目のアルバムです。
本国イギリスおよびアメリカで1位を獲得しました。

ワム!は学校で知り合い、バンド仲間でもあったジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーによるポップス・デュオです。「Fantastic」はデビューアルバムながら全英1位を獲得する大ヒットとなりましたが、「MAKE IT BIG」は日本でもヒットし、日本でもカバー曲が発売されています。

現在でも「Freedom」がテレビコマーシャルに使用され、この世代を知らない人たちも耳にする機会があるのは嬉しいことです。80年代の懐かしいポップスの名曲にも、「Wake Me Up Before You Go-Go」(ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ)や「Careless Whisper」(ケアレス・ウィスパー)などが選ばれます。

実際には「Careless Whisper」はワム!の曲ではなく、ジョージ・マイケルのソロシングルですが、本アルバムに収録されています。人気の高い曲だったため、ファンからの要望があってこのアルバムに納められたのかもしれません。

80年代ポップスの王道

このアルバムは全体的に親しみやすい80年代サウンドの良さが体感できます。身も心も弾み思わず口ずさんでしまうようなメロディで、自然と楽しくなってくるような曲が集まっています。

「Everything She Wants」はちょっとした怪しさの感じられる曲ですが、ミディアムテンポで心を掴まれます。「Heartbeat」は爽やかさ全開で、青空の日が似合いそうなイメージです。打って変わって「Like A Baby」では妖艶な雰囲気のバラード。そして「Freedom」からは明るいポップスが続き、メリハリの効いた選曲が心憎いです。

何といってもジョージ・マイケルの作る曲と歌声のクオリティの高さを感じます。ジャンルとしてはポップスやロックのニューウェーブですが、単なるポップスやニューウェーブにとどまらないのではないでしょうか。

1981年にデビューしたワム!は1986年に解散し、それぞれのソロ活動を開始します。爆発的にヒットし、花火のように解散してしまいました。「MAKE IT BIG」の完成度が高かっただけに、早すぎる解散が惜しまれます。


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