ロック・ポップス/海外ロック・ポップス、60年代の名盤の口コミ

ザ・ビーチ・ボーイズの傑作「ペット・サウンズ」

「ペット・サウンズ」はザ・ビーチ・ボーイズが1966年にリリースしたスタジオアルバムですが、実質はボーカル・ベース担当であったブライアン・ウィルソンのソロ作品と呼べるもの。名曲揃いで、今聞き直しても約50年前の作品とは思えないほどの完成度の高さに驚かされます。

投稿記事

完成度の高さに驚かされるザ・ビーチ・ボーイズのスタジオアルバム

■アルバム名
ペット・サウンズ

■バンド名
ザ・ビーチ・ボーイズ

■おすすめポイント

『ペット・サウンズ』はザ・ビーチ・ボーイズが1966年にリリースしたスタジオアルバムです。ザ・ビーチ・ボーイズ名義でリリースされていますが、実質は当時のボーカル・ベース担当であったブライアン・ウィルソンのソロ作品と呼べるものです。ブライアンはメンバーではなくスタジオミュージシャンたちと共にこのアルバムを完成させました。

現在は傑作と言われますが、当時のザ・ビーチ・ボーイズは、サーフィンなどのアメリカ西海岸のカラッとしたイメージを持たれていたため、その要素が全くない本作はアメリカではチャートの最高10位とあまり受け入れられませんでした。渾身の作だった『ペット・サウンズ』の反響の悪さや次作の頓挫などにより、ブライアンの不安定だった精神状態はさらに悪化していったと言われています。

しかし、今聞き直しても約50年前の作品とは思えないほどの完成度の高さに驚かされます。キャッチーな「Wouldn't It Be Nice」やポール・マッカートニーも絶賛したという「God Only Knows」、ラストを飾る「Caroline No」など名曲ぞろい。ビーチボーイズ=サーフィンというイメージを持っている方にぜひ聴いてもらいたい一枚です。

■国内販売メーカー
EMIミュージック・ジャパン


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