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凄腕を振るう少女の刺客「あずみ」の幕末編

凄腕の少女の刺客を描いた「あずみ」の第2部です。第1部の舞台が江戸時代のはじめだったのに対し、第2部は幕末で、あずみには血を分けた双子の兄弟がいるという設定。また、全ての暗殺にピンチがつきまとうようになり、読んでいてけっこうハラハラとするシーンが多くなりました。

投稿記事

血を分けた双子の兄弟は敵か味方か? 『AZUMI』

■作者名
小山ゆう

■連載雑誌
ビックコミックスペリオール

■ストーリーと概要
凄腕の少女の刺客を描いた「あずみ」の第2部です。

第1部は、『ビックコミックスペリオール』に1994年から2008年まで連載され、映画化もされたヒット作。

第1部の舞台が江戸時代のはじめだったのに対し、第2部は幕末に時代が設定されています。

主人公のあずみは、前作同様、幼いころから武術の訓練を受け、反幕府側の刺客として暗躍、普段は、家老の娘という触書で、後援者や仲間から庇護を受けています。

第2部では、あずみには血を分けた双子の兄弟がいるという設定。それが御家人の向俊介で、本作の語り部を担っています。

物語のはじめの舞台は江戸で、あずみは桜田門外の変で大老・井伊直弼を討ち取り、さらに水戸藩藩主の水戸斉昭の暗殺も行いました。

そして、現在は舞台を動乱の京都に移し、あずみは薩摩藩の西郷隆盛や長州藩の桂小五郎の信頼を経て、討幕派のために刺客として働いています。

京都には、勝海舟のお供で上京した俊介が幕臣でありながら薩摩藩と関係を持ち、新選組に入隊した幼馴染の沢木圭二郎に命を狙われています。(最新号では、俊介を逃がした圭二郎が局中法度に触れ切腹して果てています)

■おすすめの理由
第1部同様にあずみの強さは抜きんでています。

しかし、バッサバッサと斬りまくった前作と違い、今回は、全ての暗殺にピンチがつきまとうことで、読んでいてけっこうハラハラとするシーンが多くなりました。

最近では、一対一で戦った刺客にはじめて敗れ、命からがら逃走するという今までのあずみには考えられない場面もありました。

第1部のあずみがサイボーグのような戦闘マシンとするなら、第2部のあずみは坂本龍馬との恋にあこがれる人間味あふれる少女です。

動乱の京都であずみと俊介がどのような事件に直面していくのか今後の展開が楽しみです。


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