マンガ・コミック/口コミでおすすめの70年代の少女・女性マンガ

誰?目的は?10人のはずなのに… 『11人いる!』

未来、宇宙大学に入学するための難関な最終テストは、宇宙船に乗り込んで53日間宇宙で生活すること。試験が始まるが、10人ずつのはずの乗組員が11人いる!誰?目的は何?テストに合格するために、疑心暗鬼のまま航海は始まる……。少女漫画としては初の本格SF作品で、ぐいぐい引き込まれます。

投稿記事

疑心暗鬼の53日間の宇宙生活

■作品名
11人いる!

■作者
萩尾望都

■巻数
全1巻

■おすすめ理由
70年代の少女漫画を代表する作家のひとり
「ポーの一族」とともに小学館賞を受賞している。

モーさまの作品に、SF作品も数あるが、その中でも異色の作品。

■あらすじ
未来・いろんな人種が宇宙を目指す。
宇宙大学に入学するには、難関テストを受けて合格する。
難関中の難関の最終テストは、宇宙船に乗り込んで53日間宇宙で生活できれば、
合格となるのだ。

試験が始まった、10人ずつのはずの乗組員が11人いる!
11人目は誰? 目的は何? さっそくスクランブル?

スクランブルボタンを押せば試験は終了となる。
だが、テストを棄権する、それは不合格を意味する。
テストに合格するために、疑心暗鬼のまま航海は始まる。

11人の個性的なメンバー。
タダ(タダトス・レーン)を中心として、
フロル(フロルベリチェリ・フロル)中性で性別はない。合格したら男性になる予定、
合格しないと女性になって隣の国の領主の嫁になることが決まっている。
王さま(マヤ王バセスカ)国の威信をかけて合格を目指す。
フォース、アマゾン・カーナイス、ヌー、ガンガ、グレン、トト・ニ、チャコ・カカ、ドルフ・クスタの11人

11人目は誰? 疑いはなぜかタダに……。

11人のメンバーの肌の色も、形態も、国もすべて違う個性的なメンバー。

その中で絶世の美女の形態を持つフロル。金髪できれい、どうみても美少女。
だけど言葉遣いは悪く、中性。いずれ男になって、嫁に行くのをやめたいと……。
船の中では、ムードメーカー。

タダは、みんなとは違う別の理由でこの宇宙船に配置されたのだ。
その秘密は何?

そして、11人目の目的は何?

宇宙にて、友情が生まれ、困難に一緒に立ち向かううちに
一体感が生まれ、ともに合格を目指す。だが、どうしようもない事件が起こる。


SF少女漫画としては、少女漫画初の本格的なものでぐいぐい引き込まれます。
「スターレッド」も好きだけど、こっちの方が、短編としてすぐに読めます。

続編の「東の地平 西の永遠」は王様が中心になります。

萩尾望都のSF代表作。


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