映画/口コミでおすすめのSF映画(邦画)

美しさで魅せる!90年代を代表するSFアニメ映画

本作はアクション、恋愛、ロボットの要素を含む90年代を代表するSFアニメ映画の1本です。作品の特徴は、作画の圧倒的な美しさと音楽の素晴らしさで「魅せるSF」という点にあります。また、ストーリー的には、夢を持ち努力し続けることの大切さ、科学に依存し過ぎることへの警鐘等がテーマです。

投稿記事

作画と音楽が傑出した魅せるSF 『マクロスプラス MOVIE EDITION』

■総監督
河森正治

■声の出演
イサム(山崎たくみ)、ガルド(石塚運昇)、ミュン(深見梨加)

■DVD/Blu-ray販売元
バンダイビジュアル

■あらすじ
西暦2040年、惑星エデン、ニューエドワーズ基地。別々の競合2社に所属するイサムとガルドは、統合宇宙軍の次期主力可変戦闘機のテストパイロットとしてしのぎを削っていた。

二人は幼馴染で親友だったが、7年前のある事件をきっかけに疎遠となっていた。

時を同じくして、絶大な人気の人工知能バーチャルアイドル・シャロンアップルのコンサートがエデンで開催されることとなった。シャロンのプロデューサーを務めるのは二人の幼馴染のミュン。

ミュンとの再会にガルドは、彼女もパイロットの座も手中に収めることを誓う。そんな中、ガルドはテスト飛行中にイサムに大ケガを負わせてしまい…

■おすすめの理由
本作はアクション、恋愛、ロボットの要素を含む90年代を代表するSFアニメ映画の1本です。最初4話のOVAとして製作され、後に劇場映画として新たなシーンを加え再編されたものです。

作品の特徴は、作画の圧倒的な美しさと音楽の素晴らしさで「魅せるSF」という点にあります。

魅力一つ目はアニメーターの板野一郎氏。本作は氏が得意とするいわゆる「板野サーカス」の本領が発揮された作品です。

これはメカ・戦闘機・ミサイル等のスピーディーかつアクロバティックな動き、特に現実とは異なる人間が生理的に美しさを感じる動きの表現で、これが手書きとCGの絶妙な融合で表現され正に圧巻です。

魅力二つ目は音楽担当の菅野よう子氏。天才の名を欲しいままにし、今や大作曲家の菅野氏ですが、本作は氏が手がけたアニメ第1作であり、作品全編を通じ才気が迸る名曲ぞろいです。

歴史的には本作以降アニメサントラの潮流が変わったと評価がされています。

本作、ストーリー的には、夢を持ち努力し続けることの大切さ、科学に依存し過ぎることへの警鐘等がテーマで、名作SFに見られる哲学的な物語の深みや鋭い批判精神はありません。

ただこの様なタイプの名作もあるということで、今回お勧めすることにしました。ちなみに本作は海外で「AKIRA」「攻殻機動隊」と並び3大アニメとしての評価が確立しています。

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