3人の刑事がロサンゼルス警察の暗部と直面する

ラッセル・クロウとガイ・ピアースの出世作
『L.A.コンフィデンシャル』（原題：L.A.Confidential '97年）

■監督
カーティス・ハンソン

■主演
ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、ケヴィン・スペイシー

■DVD/Blu-ray発売元
日本ヘラルド（DVD）、東北新社（BD）

■おすすめの理由
日本で公開の際の売り出し文句が「ハードボイルド」でした。
私自身は、それがなんとなく嫌で、観たのはかなり後になってから（レンタル）でしたが、いい意味で裏切られたというか、いい映画を観た、という印象が残りました。

確かにハードボイルドな要素はあります。ただそれよりも、人間各々がもつ信条や偏向、それらがどう人間関係に影響するのか……。そうした機微が丁寧に、かつドライに描かれ（ここがハードボイルドと言えばそうかもしれません）観る人によって後味がいいか悪いかは異なると思いますが、百聞は一見にしかず、まず観てほしい映画です。

荒筋は、マフィアがらみの抗争／犯罪の横行の最中、主人公3人の刑事がロサンゼルス警察内部の暗部と直面する、くらいにしておきましょう。

クロウとピアースの出世作でもあります。
3人の刑事は、2人の他ケヴィン・スペイシーが演じています。