ヨガ/ヨガの基本

ヨガで痩せる体作りを!ヨガをする人が美しい理由と引き締めポーズ

ヨガをしている人に痩せている人が多いけれど、本当にヨガは痩せるのか? また、ダイエットに効果的なのでしょうか。今回はその疑問を解きながら、痩せる効果が高いヨガポーズと痩せる心を作るメディテーション(瞑想)をご紹介します。

森 和世

執筆者:森 和世

エクササイズガイド

ヨガで痩せるのか? ヨガをすると綺麗になる理由

ヨガで痩せるのか?

ヨガで太らないカラダを作ってみませんか?


「ヨガ始めてみようかな?」と思っているあなた、実は一番気になるのは、「本当にヨガは痩せるのか?」ではないでしょうか。

ヨガを始める理由が、「痩せたい」とか「綺麗になりたい」とか、外見重視だとしても悪いことではありません。女性にとって綺麗でいることはとても重要。どんどん外見を磨いていきましょう!

さて、そこでヨガは痩せるのか否か? 答えはシンプル、「痩せます」。もっといえば、体の内側から輝くような美しさを手に入れることも期待できます。

ヨガは、呼吸を深めながら動くので、有酸素運動効果として体脂肪が消費されやすくなります。続けることで全身の無駄肉がスッキリ。これに加え、各部位に効くポーズを取って、筋肉を刺激させていく無酸素運動効果も期待できます。

要は、インナーマッスル、アウターマッスルがバランスよく鍛えられ、メリハリが効いた女性らしい、しなやかなボディラインに近づきます。もう1点のプラスポイントは内側から輝く美しさ。意識的に吐く息を長くすることで、毛細血管が広がり、内臓、手足の先まで血液が流れ、皮膚表面に栄養がくまなく行きわたり、美容のあらゆる点においてプラス効果が期待されるのです。

いかがですか? ヨガを習慣にしている人たちが美しいのも、納得できますよね。今回は体の裏側を引き締めるポーズと心を落ち着けるメディテーション(瞑想)をご紹介しますので、ヨガで体と心の贅肉をそぎ落としてみませんか?
   

ヨガで痩せるポーズ1:太もも、ふくらはぎを引き締めるポーズ

このポーズは、気になるお尻、太もも、ふくらはぎを引き締めるのに絶大な効果があります。このポーズは、四つん這いの姿勢で楽にでき、お腹に負担がかかりません。効果としては、腰をしなやかにし、脚の筋力もつけます。また、肩コリ、背中のコリ、下半身のだるさを解消し、腹部をリラックスさせ、内臓を活性化させます。

■効果
ふくらはぎ・ヒップ太ももの引き締め効果は絶大です。足腰の疲れや解消や集中力もアップします。

■注意する点
  • 膝が痛むほどに伸ばさないこと
  • 背中が丸くならないようにしっかりと伸ばしておく
  • 肩に力が入らないよう、リラックスさせる

■やり方
動作

動作1


1.手首の真上に肩、腰の真下に膝がくるように床に四つん這いになります。膝が痛い人は、ブランケットやタオルなどひきましょう。
 
動作

動作2


2.息を吸いながら、右足を天井方向に伸ばし、目線も天井に向けお腹側を伸ばします。この時、腰が反りすぎないように、右足を天井に押し上げるイメージで動作しましょう。
 
動作

動作3


3.息を吐きながら、右膝を曲げおでこと近づけるようにお腹をぎゅーっと丸め背中側を伸ばしましょう(妊婦さんは無理のない範囲で)。そのまま、ゆっくりと5回ほど繰り返し、反対側も同様に。
 

ヨガで痩せるポーズ2:美しいヒップラインになるポーズ

このポーズは、一見簡単そうに見えますが、実は片膝でバランスを取りながら、さらに胸も開くというかなり複雑なポーズです。意識するのは、どこに体重をかけるのか?骨盤の向く方向は?目線をどこに向ければポーズが安定するのか?など、それぞれのポイントを調和させる必要があります。最初はバランスが取れなくても気にしないで、じっくり自分の体に向き合ってみて下さい。自ずとバランスが取れる位置が分かり、ポーズが綺麗に取れるようになった時には、筋力もアップしているはずです。

■効果
お尻をほぐし、股関節周辺の可動域を広げます。背中、ヒップ、ハムストリングスの引締め効果大です。内臓を適度にマッサージし、悪い姿勢や不眠症、イライラや全身の疲れを解消する効果も期待出来ます。

■注意する点
  • 骨盤は床と平行にするイメージで、体が斜めに開かないように注意
  • 肩に力が入らないよう、リラックスさせる

■やり方
動作

動作1


1.手首の真上に肩、腰の真下に膝がくるように床に四つん這いになります。膝が痛い人は、ブランケットやタオルなどひきましょう。
 
動作

動作


2.右足を腰の高さに伸ばし、膝を曲げ、左手を前に伸ばします。この時、腰が反りすぎないように、お臍で腰を押すイメージでバランスを取りましょう。
 
動作

動作3


3.そのまま右膝を曲げ、左手で足首を取り数回呼吸を繰り返し、バランスを取ります。
 
動作

動作4


4.さらに右踵をお尻から離し、左胸を引き上げ胸を開き、目線は斜め前におろします。そのまま10呼吸繰り返し、元の位置に戻ります。反対側も同様に動作しましょう。
 

ヨガでは、心が落ち着くメディテーション(瞑想)がおすすめ!

瞑想と聞くと、とても難しいような気がしますが、例えばお料理好きなあなたであれば、無心で千切りをしている時、もしくは編み物好きなあなたであれば、一気に前身ごろを編上げてしまう時など、人それぞれ意識していなくても「無心になる=瞑想習慣」を持っています。私たちの心は絶えず忙しく跳ねまわり、留まることがありません。この心の活動を一時的に止めるのが、瞑想なのです。ですから、何かに没頭すると心が沈黙する=瞑想状態と思えば、そんなに難しく考えないですよね。

では、瞑想の効果は?といえば、心が沈黙すれば「今自分がするべきこと」が見えてくる、観察力や客観性が付きます。自分にとって今必要な物、いらない物、やるべきこと、やらなくていいこと。つまり、自分を知るための方法なのです。今回ご紹介するのは、自分のお気に入りの場所に座って呼吸を聞くだけの方法です。最初は色々な雑念が浮かんできても、ガッカリしないで呼吸の数を数えてみましょう。徐々に心が落ち着いてくるのが感じられると思います。メディテーションのポイントは、焦らずゆっくり取り組むことです。
 

基本的なメディテーションの方法

動作

あなただけのお気に入りの場所に座って、メディテーション。心の贅肉もスッキリさせましょう!


■座り方
蓮華座、正座などで座ります。背骨がまっすぐ伸びるように、座り心地を安定させます。体が硬くて背骨が伸びないようであれば、お尻の下に座布団等を敷いてもOKですよ。

■時間帯
本来ならば早朝や夕暮れ時ですが、自分が取り組める時間でOKです。

■時間
最初は5分から10分を目安に。徐々に時間をのばしてみましょう。

■メディテーションアイテム
メディテーションを邪魔しない、音楽やお香、キャンドルなど。

いかがでしたか?ゆっくりじっくりとヨガに取り組んでみてはいかがでしょうか?体だけではなく心にもじんわりと効いてくるはずです。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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