モテ筋だけど恋がうまくいかないあなたへ

悲しむゲイ

こんなにモテるのに、どうして幸せじゃないんだろう…

ここからは、『恋とセックスで幸せになる秘密』をゲイの恋愛に応用したらどうなるか?というていで書いてみたいと思います(ほとんど、この本に書かれていることです。もしかしたらグサっと刺さる表現もあるかもしれませんが……ご容赦ください)

必死にジムに通い、スキンケアも怠らず、できるだけオシャレな服を着て、できるだけ写りのいい画像をアプリに載せて「恋活」をがんばっているあなた。それだけ努力しているわけですから、そこそこモテる(見た目は悪くない)、けど、今隣りに理想の彼氏がいないとしたら(たとえ彼氏がいてもあまり幸せじゃないとしたら)、自分の魅力が足りないせいだ、とか、周りの人たちに見る目がないからだと思っているかもしれません。

そういうあなたは、もしかしたら、いい恋愛をしたいのではなく、自分に恋しているだけなのではないでしょうか? いい恋愛ができるようになるためには、自分に磨きをかけて、もっとカッコよくなって、よりモテる自分になるためにがんばりつづけること(ナルシシズム=自分への欲望)よりも、自己肯定する(自分を認め、愛する)ことのほうが大事です。

ひょっとしてあなたは「モテていればゲイ社会では地位が上」という価値観にとらわれ、モテ筋であることで安心感を得る(自分を保つ)パターンに陥っていませんか? それはきっと「インチキ自己肯定」です。

今してる恋がうまくいってないとしたら、それは本当の意味で自分を認めていないのにナルシシズムが強すぎるから。ナルシシズムがあなたの恋を苦しめているのです。いい恋をするためには、自分の「心の穴」がどんなかたちをしているのかを知り、認め、折り合いをつける、つまり「自己肯定」することです。

その「心の穴」は、ふさぐことはできないけど、その存在に苦しめられないようになることはできます。そして、あなたが苦しまなくなることで、周囲との関係も良い方向に変えていくことができるのです。

ナルシシズムは消せるものではないし、持ってて当然。ぜんぜんかまいません(ナルシシズムがゼロだと、人は生きていけません)。ただ、「自分の劣等感や自己正当化って、ナルシシズムなんだな」ということをわかっていればいいのです。

ナルシシズムを保ちながら自己肯定もできるようになれば、恋愛においても、相手を自分の「心の穴」を埋めるために使うのではなく、愛することができるようになり、相手からも愛される(そのままのあなたを肯定してもらえる)ようになります。人間は、自分で自分をあつかっているようにしか、他人からあつかわれないのです。