27歳でその生涯を閉じたジョゼフ・ケアリー・メリック氏の半生を描いた映画

■作品名
エレファント・マン

■監督

デヴィッド・リンチ

■主演
ジョン・ハート

■DVD/Blu-ray発売元

パイオニアLDC(DVD)、ジェネオン・ユニバーサル(BR)

■おすすめの理由

1862年8月5日にイギリスで生まれ、1890年4月11日に27歳でその生涯を閉じたジョゼフ・ケアリー・メリック氏の半生を描いた映画です。メリック氏の主治医であったフレデリック・トリーヴス氏の回想記をもとに戯曲化、映画化がされたものです。

メリック氏は、身体の変型する病気を患い、11歳のときには母親を亡くし、病状が進行して仕事もできなくなります。やがて見世物小屋で出会った外科医のもとに引き取られたメリック氏は、外科医やその婦人たちと接するにつれて、閉ざしていた心を開いていきます。

現代を生きる私たちも、「自分の心が変わると、相手が変わる。環境が変わる」ということは、しばしば経験します。
この映画でも、初めは「研究対象」としてメリック氏に接していた外科医の心が「メリック氏は美しい心を持つ青年だ」と、メリック氏を尊重する方向に変化するにつれて、メリック氏の心も変化していくという流れが描かれており、「心のあり方」の大切さを考えさせられます。

この映画自体は、メリック氏ご本人の映像を用いたものではないので、ドキュメンタリー映画ではなくノンフィクション映画と言った方がいいかもしれません。ただ、2011年にはディスカバリーチャンネルにより「蘇るエレファントマン」というドキュメンタリー作品が制作されています。

メリック氏が死に至った理由には、事故説・自殺説などがあります。「蘇るエレファントマン」でメリック氏の骨格標本を調べた結果として、自殺ではなく事故死であった可能性が濃厚とされましたね。




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