少年少女の日よ、永遠に 「グーニーズ」

スピルバーグ監督による、どきどきハラハラさせられる宝探し

■作品名
グーニーズ

■監督
リチャード・ドナー

■主演
ショーン・アスティン、ジョシュ・ブローリン、ジェフ・B・コーエン、コリー・フェルドマン、ケリー・グリーン

■DVD/Blu-ray発売元
ワーナー・ホーム・ビデオ

■おすすめの理由
1985年公開のこの映画は、少年少女たちが洞窟に宝さがしに行くストーリーからファミリー映画もしくはアクション映画としても楽しむこともできますし、青春映画としても楽しめる、とてもお得な映画だと思います。

そして今回は、そのすべてをひっくるめたコメディ映画として、ご紹介したいと思います。

コメディですから、まず何はなくとも笑いがあるかどうかですが、さすがスティーブン・スピルバーグ監督。どきどきハラハラさせられながらも、爽快な笑いをたっぷり味あわさせてくれますよ。

お勧めのふたつのシーン

いくつもあるお気に入りシーンの中で、わたしが特にお勧めしたいのは、次のふたつ。

■パイプオルガンのシーン
ひとつは、主人公のお兄さんのガールフレンドがパイプオルガンを弾くシーン。キーを間違うごとに、足元がガラガラ崩れていくという恐怖の場面にも関わらず、主人公は笑いとつっこみを忘れない。彼が何をいって、みんなのひきつった笑いを引き出すかは、観てのお楽しみです。

■ボーイフレンドとの岩場のシーン
もうひとつは、冒険の途中の小休止での一幕。そのガールフレンドは一緒に来た親友にけしかけられて、ボーイフレンドを岩場に引き込んで自分からキスします。が、お相手はなんと、その弟君でした～。

うっかり少年のファースト・キスを奪ったとも知らず、「彼、矯正器具なんてつけてたかしら……？」なんて夢見るように言うお嬢さんに、にやにや笑いが止まりません。


最後に小ネタをひとつ。主人公のは、喘息の吸引薬を手放せない、ほっそりとした少年ですが、彼の成長した姿を、多くの皆さんは、見たことがあるはず。

そう。アカデミー賞の11部門を制覇した「ロード・オブ・ザ・リング」のサムが、彼です。