インドの謎を一つ一つ丁寧に解き明かす旅行本

 

 

■書名
不思議の国インド

■おすすめポイント

『不思議の国インド』は、日本旅行作家協会の理事を努める著者の代表作にもあげられる本です。インドは不思議の国のタイトルが示す通り、奇々怪々なことに満ち溢れています。疑問が多ければ多いほど、興味が深くなってくるものです。

インドは、世界でもまれに見る強烈な個性をもった国です。目にする建物の構造や、人々の行動など、何もかもが不思議で包まれます。でもその不思議の世界には、インドが長い歴史の中で培ってきた、独特の文化や習慣が漲っているのです。

冒頭に、インドを旅行した人の感想が紹介されています。その感想は、両極端に分かれると言います。「何もかもがあまりに強烈過ぎて好きになれない。」というものと、「不可思議な魅力にとりつかれてこの国にぞっこん惚れ込んでしまった。」というものです。

インドに行かずに、この本を読んだ人も、この2つに分かれるのではないでしょうか。ただ、歴史、宗教、習慣、風習を通して、不思議の国インドを一つ一つ丁寧に解き明かしてくれます。

著者は、「びっくりしたかったらインドへ行きなさい。」とよく言われるようです。インドに行く前に、様々な疑問をといてから行く方が、インドの理解は深まるものです。

疑問の全てが解消してしまえば、インドに行く必要がなくなるではないかと考える人もいるかもしれませんが、大丈夫です。どんなに知識を蓄えても、インドに不思議が絶えることはありません。


■不思議の国インド

著者:紅山雪夫
出版社:トラベルジャーナル
発売日:1995年11月27日
定価:1800円

※データは記事公開時点のものです。