いきなり結論から言うと全然大丈夫です。ボクシングジムに通っている方々がみなプロまたはアマチュアの選手となって試合をしているわけではありません。

ジムに通う目的の多様化

ジムに通う目的の多様化

ジムに通う目的の多様化

私の知るところのみの話になりますが、たくさんの会員様のいるボクシングジムでもプロ選手は数人しかいませんでした。実は運動不足解消やダイエット、シェイプアップにボクシングのトレーニングが良いと聞いたからジムへ通っているという方もかなり多いのです。そしてそのような理由で、選手を目指すわけではない方がボクシングジムに興味を持ち始めたことにより、ジムの在り方も大きく変わりはじめたようです。

変わるジムの在り方

清潔なボクシングジム

清潔なボクシングジム

それはボクシングジムを経営していく方としても、たくさんの会員様に集まって頂いたほうが経営が成り立っていくからです。まずは汗臭い、汚いというボクシングジムのイメージをなくして、女性でも通いやすい明るくキレイなジムが多くなってきました。そしてストイックに黙々とトレーニングをしている選手達の中に混じってトレーニングはやりづらい、怖いというイメージもあると思います。それらのことも安心して通って頂くために、広告やジムの窓、壁などに「初心者歓迎!」「運動不足解消、ダイエット、シェイプアップの方もOK!」のような、どなたでも通えますよ、ということがわかるように大きく書いてあるのを目にした方もいらっしゃると思います。

このように様々なかたちで、選手になるつもりはないけれど、ボクシングはやってみたいという方々のために、間口を拡げて通いやすい環境をつくる努力をしています。そしてトレーニング内容も「選手」「一般」「ダイエット」のように細かくメニューを分けてつくり、何に取り組めばいいのかわかりやすくしているジムもあります。


トレーニングメニュー

トレーニング

トレーニング

細かなメニューのないジムでも選手の行うトレーニングは縄跳び3ラウンド、シャドーボクシング5ラウンド、サンドバッグ6ラウンド……のような感じでトレーニングを行っています。

ボクシングの試合では、1ラウンド3分で行われるため、ジムのトレーニングでも3分でブザーのなるタイマーがセットされており、その合図を頼りに集中してトレーニングに取り組みます。その各トレーニングのラウンド数を減らして行えば、十分な運動不足解消、ダイエット、シェイプアップにつながってきます。

しなやかな身体に

よく「トレーニングをしたいけどムキムキにはなりたくない」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、ある程度の筋肉をつけることが、ダイエット、シェイプアップへの近道です。そしてボクサーは、ボディビルダーのようにムキムキというよりは細くしなやかな身体というイメージだと思います。 実際にボディビルダーのトレーニングは重いウェイトをわざと非効率に持ち上げて目的としている筋肉を太く大きくする瞬発的な無酸素運動のトレーニングになります。
しなやかな身体に

しなやかな身体に


ボクサーのトレーニングはパンチを打つオフェンスにより瞬発的な無酸素運動のトレーニングに加え、フットワークなどによるディフェンスの動きを組みあわせて、とにかく動きまわり、それを長時間おこなう有酸素運動寄りのトレーニングも含みます。どちらも全身で動く必要があるので、相当疲れると思いますが、トレーニングのやり方が違うのでムキムキにはなりにくいのです。

ケガに注意

そして疲労とは別に気をつけたいのがケガです。ボクシングはとにかくパンチを打ちあうコンタクトスポーツなので、スパーリングなどをおこなうとケガをすることは想像できると思いますが、スパーリング以外のトレーニングでも始めたばかりの初心者のうちはケガをするリスクがあるということです。

特にサンドバッグは殴っていて楽しいとか、ストレス解消という感覚でおもいきりやってしまいがちですが、そのダメージは自分にも返ってきます。手首、肘、肩などに反動がきて痛めてしまったり、当たっている拳の部分の打撲やすり傷などを追ってしまうことが多いようです。そしてそれによってトレーニングを休んでしまって、ダイエット、シェイプアップの効率が上がらないというのがとてももったいないことなのです。私も始めた当初はそのようなケガをよくしました。なので、慣れてくるまではかなり注意しながらトレーニングをおこないましょう。
強く美しい体づくり

強く美しい体づくり



強く美しい体づくり

慣れてくれば、選手と同じ量または選手以上のトレーニングをしても構わないと私は考えます。なぜなら、実際に戦う練習試合的なスパーリングや試合というケガが伴うことをしなければ、ボクシングのトレーニングは強く美しい身体を作るのにとても適してしていると私は考えるからです。ダイエット目的でボクシングを始めた方も、ただ痩せるだけでなく、ボクシングのトレーニングを通じて強く美しい体づくりを目指していただければと思います。
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