繰上返済の手続き
まずは、繰上返済効果をシミュレーションしましょう。「期間短縮型」と「返済額軽減型」のどちらで行うかを決定します。【関連記事】
繰上返済のメリットと落とし穴
繰上返済の手続き方法は金融機関ごとに異なりますので、よく確認の上行いましょう。以下に手続き例を挙げておきます。
●フラット35の場合
繰上返済は100万円以上から。繰上返済日は月々の返済日。1ヶ月前までに返済中の金融機関に申し込むことが必要。なお、ボーナス返済を利用している場合の期間短縮型での繰上返済は、ボーナス返済月が変わらないように、ボーナス払い分も含めた6ヶ月単位で入金する必要がある。
●財形住宅融資の場合(財住金)
繰上返済希望月の前月までに電話連絡。「一部繰上返済案内書」が送付されるので、その内容に従い、繰上返済希望月の20日までに振込する。
●みずほ銀行(インターネット手続き)の場合
次回約定返済日の1ヵ月前~5営業日前までにインターネットで事前相談申込み。ネット上で結果確認し正式申込み後、メールで申込み完了のお知らせが届く。約定返済日に繰上返済が行われる。
●新生銀行(金額指定一部繰上返済)の場合
インターネットバンキングでいつでも手続き可能(ただし約定返済日の19時~24時頃を除く)。
以上は一部繰上返済の場合の手続き例です。全額繰上返済の場合には手続きが異なる場合があるので取扱金融機関で確認してください。
繰上返済は利息軽減効果があり、総支払額を下げる有効な手段です。しかし、預貯金を減らすことになるので、効果だけに目を奪われず、その後の生活やライフイベントに支障はないかどうかを十分に確認すること、手元に緊急予備資金を残しておくことなどには注意をした上で行いましょう。
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