補償の対象か否かは重要事項説明書で理解できる

ペット保険に限ったことではありませんが、生命保険・損害保険ともに保障(補償) 内容をきちんと理解して加入しなくてはならないにも関わらず、保険約款や重要事項説明書を読み込むのは億劫で、つい、よく理解できていない状況で加入してしまうことは往々にしてあると思います。正直に、私自身がその一人であることは否めません。

損害保険商品の補償内容を理解するためには、正しくは保険約款に目を通す必要があります。ただ、最初からそれを読み込んで理解するのは大変でしょうから、そのとっかかりとして「重要事項説明書」に目を通すことを提案します。

一言でペット保険といっても補償内容は各社各様ですが、ペット保険最大手のアニコム損害保険の重要事項説明書(注1)を例にみると、補償内容がわかりやすく書いてあります。

そこで本稿では、わかりやすくコンパクトにまとまったアニコム損害保険の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の重要事項説明書を例に、その補償内容(保険金をお支払いする場合・保険金をお支払いできない主な場合)の理解を共有したいと思います(注2)。

大まかには、ペットのケガや病気の診療費について保険金が貰える

重要事項説明書の「補償内容」には、大きく2つのことが記載されています。ひとつは「保険金をお支払いする場合」で、いまひとつは「保険金をお支払いできない主な場合」です。当然ですが、重要事項説明書の作成主体は損害保険会社ですので、「支払う・支払えない」となっていますが、皆さんからみると「貰える(受け取れる)・貰えない(受け取れない)」ということです。

では、皆さんからみて「保険金が貰える」場合はどのような場合かというと、「皆さんが負担した通院・入院及び手術の診療費」であって、「ご契約のどうぶつがケガ・病気を被ったことによる診療費であること」「保険期間中、かつ、日本国内での診療による診療費であること」と記されています。

これを少し組み替えて紹介すると、まず、保険の対象は「ご契約のどうぶつ」で、かつ、「保険期間中」でないと補償を受けられないということは言うまでもないと思います。一方で、注意が必要なのは「日本国内での診療」に限られていることです。そして、この制約を除けば、ペット保険について、大まかには、ペットがケガをした場合・病気にかかった場合の診療費について保険金が貰えると理解することができます。