私が今も後悔している「無難な手紙」

9年前、ホテルで挙式・披露宴を行いました。
招待客は80名ほど。
会場のグレードもそこまでいいところではなかったので、基本的なものはすべて盛り込みながらもアットホームな披露宴だったと思います。

その中で私が未だに後悔しているのが『花嫁から両親への手紙』の演出。

直前まで少ない時間で多くの事を打ち合わせをしていた影響もあってか、じっくりと自分の気持ちを整理することができず、優等生が出来事をあげてうまくまとめたような無難な手紙になってしまったのです。
その上本番では、スポットライト&みんなの注目……。

結局、私は一滴の涙を見せることもなく、言葉を詰まらせることもなく、それどころか両親の方を見る余裕すらなく、いつも以上の早口で、あっという間に手紙を読み終えてしまいました……。

当然、一番の感動ポイントのはずなのに誰も泣かない……。

花嫁さんが心から両親に感謝しているという気持ち。
あるいは、旅立つ娘から感謝をこめた涙。
それを表に出す事こそが私が今も後悔している演出です。

多少、演技が入っていても!
その方が記憶に残る披露宴になったと思います……。
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