生きていれば人は変われる！「クリスマス・キャロル」

何度も映画化されるほど有名なチャールズ・ディケンズの傑作

■作品名
クリスマス・キャロル(原題：SCROOGE、1970年イギリス)
■監督
ロナルド・ニーム
■主演
アルバート・フィーニー、アレック・ギネス
■DVD／Blu-ray販売元
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


ケチで人情の欠片もない老人スクルージは、雇い人にはクリスマス休暇を1日しか与えず、借金の催促に余念がなかった。
そしてクリスマス・イブの夜、スクルージがベッドに入ると、7年前に死んだ共同経営者マーレイが現れた。

チャールズ・ディケンズの原作で、何度も映画化されるほど有名なお話ですが、この作品はミュージカルとなっています。
主人公のスクルージを演じるのは、当時30代だったアルバート・フィーニー。
若かった彼がケチくさい老人を演じているのも必見です。

マーレイは死んでから重い鎖を背負わされ、何かを訴えるためにスクルージの前に現れ、その後から幽霊の導きによって、スクルージは過去・現在・未来の自分を見せられていくというもの。
この有名な話がミュージカルで描かれていきます。

とにかく終盤の盛り上がりは素晴らしい。
ミュージカルだからこそ伝わってくる、スクルージの内面。
クリスマスの朝の歓喜がストレートに表現され、鑑賞している方もウキウキしてくること間違いないです。

「人生って素晴らしい！」
この気づきが作品の要ですね。
年末、新たな気持ちで新年を迎えるにピッタリな作品。
家族が揃って見る映画に相応しいと思います。