戦争映画への捉え方を変えた、フランシス・コッポラの傑作

■作品名
地獄の黙示録
■監督
フランシス・フォード・コッポラ
■主演
マーロン・ブランド、マーティン・シーン、ロバート・デュヴァル、デニス・ホッパー
■DVD販売元
ジェネオン・ユニバーサル

かつての戦争物やアクション映画等では「勧善懲悪」な構成やシナリオが一般的だったかと思われます。
しかしこの「地獄の黙示録」が公開されると、戦争というものへの捉え方が、もっとシニカルで複雑な人間ドラマに仕立てる傾向が強くなったのではないでしょうか?
文化的にも大きな影響、反響を与えた作品です。

「戦争は良くない」と言い切るのはあまりにも落胆過ぎるし、そうなってしまう理由を考えるとキリが無くなります。
人間が地球に誕生して以来、人と人が争う行為は既に始まっています。
すごく根深い心理なのかもしれません。

決して戦争を肯定的に思ってはいませんが、本作で描かれる様々なシーンや音楽演出等は、エンターテイメントの極みだと思います。
The Doorsの名曲「ジ・エンド」から始まり、ストーンズの「サディスファクション」や、ワグナーの「ワルキューレの騎行」での、あのヘリコプター空襲シーン等、やはり見世物としてのこだわりや徹底ぶりをすごく実感します。

しかしストーリー性は本当の謎に満ちています。
何故あのラストシーンなのか?
公開当時15歳位だった僕は、劇場で観て全く分かりませんでした。
普通なら成長と供に理解するものですが、本作だけは違います。
未だに分かりません……

 



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