日本随一の人気駅弁と賞された「峠の釜めし」

 

 

峠の釜めしは、群馬県安中市の「荻野屋」が製造、販売する駅弁です。駅弁の容器として、益子焼の土釜が使われていることが特徴的です。「日本随一の人気駅弁」と賞されたこともあります。

平成9年にJR信越本線の横川-軽井沢間が廃止となる前は、横川駅や軽井沢駅で数多くの人が買い求めた駅弁です。横川-軽井沢間に跨る碓氷峠を通過するために、アプト式のED42形電気機関車のつけ替えが行われたために、両駅での停車時間が長かったのです。

この長い停車時間を利用して駅弁を買い、アプト式鉄道で険しい坂道をゆっくり登り降りするとき駅弁を食べるのが、このエリアを旅行する人の定番となっていました。駅弁売りのかけ声を追っかけて駅弁を買い、電車の中で駅弁を開くのは、旅情があっていいものです。

長野新幹線の開通によって、峠の釜めしの売り上げはどれだけ落ち込んでしまったのでしょうか。少し心配になりますが、あの人気の駅弁は勿論、今でも健在です。

横川、軽井沢、安中榛名、上田、長野、清里などの各駅の他、東京駅の駅弁売場にだって置いてあります。駅弁は折り詰め弁当の常識を覆し、1958年2月に益子焼の土釜で登場した駅弁は、瞬く間に世の中に知れ渡りました。中身は釜めしの名の通りの炊き込みご飯で具材として、鶏肉、ささがき牛蒡、椎茸、筍、ウズラの卵、グリーンピース、紅しょうが、栗、杏などが入っています。
 

 

 

 

土釜は保温性に優れているため、暖かいご飯を電車の中で食べることができるというわけです。味、アイデアともに、国内では筆頭格にランクされる駅弁です。

食べ終わって空いた土釜は自宅に持ち帰って使うことができます。自宅でも駅弁感覚の炊き込みご飯が楽しめるというわけです。

■峠の釜めし本舗 おぎのや

住所:群馬県安中市松井田町横川399(本社)
電話番号:027-395-2311
料金:峠の釜めし 1000円
営業時間:平日 10:00~16:30、土日祝日 9:00~17:00
購入可能な場所:JR東京駅、上野駅ほか色々
HP:www.oginoya.co.jp/index.html

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