ビジネス文書/お礼の文例

真夏の暑中見舞い3行メール……再会したい人へ送ろう!

「ごぶさたしているけれど、どうしているかな」「久しぶりに会いたいな」など、最近気になる人はいませんか? そんなときにおすすめしたいのが3行メールです。暑中見舞いを兼ねて、あなたも3行メールを送ってみませんか。

鈴木 真理子

執筆者:鈴木 真理子

ビジネス文書ガイド

暑中見舞い3行メール

暑中見舞い3行メール

暑中見舞い3行メール

Keep in touchとは、連絡を取り続けるという意味です。まずは、私がこの言葉を知ったエピソードを話しますね。以前お世話になった方と10年ぶりにメールをしあう機会がありました。そのとき、海外に赴任していた彼は「今後ともKeep in touchでお願いします」と最後の一文に書いてくれました。

お恥ずかしながら、「えっ、触り続けるの?」と妙な訳をした自分。でも、正しい意味は「連絡を取り続ける」でした。そこで提案! 公私や性別を問わず、私たちには素敵な出会いがあります。それなのに連絡が途絶えて疎遠になったらもったいない。この機会に ごぶさたしているあの人へ連絡を取ってみませんか。
 

スマホ、携帯でもやりとりできるように

とはいえ、独りよがりなメールではダメ。読み手の立場になって考えてみると……。音信不通だった人から突然長いメールが届くと、ドヨーンと重く感じることがあるからです。

また、パソコンアドレスに届けたメールをスマホで読む人だっています。そのとき3行のメールなら。読み手はオフィスのほか、移動中の車内でもたった数秒でチェックできるので、きっと歓迎されることでしょう。
 

近況を聞く⇒誘う⇒約束する⇒お礼を伝える

暑中お見舞いを送ってみよう

暑中お見舞いを送ってみよう

では、連絡を取るときの文例をご紹介します。今なら暑中見舞いの絶好のタイミングです。その暑中見舞いは、土用の入り(7月20日頃)から立秋の前日(8月7日頃)までに出します。それ以降の暑い時期には、残暑見舞いという言葉に変えてください。

<暑中お見舞いの3行>
■暑中お見舞い申しあげます。
ごぶさたしていますが、お変わりありませんか。
近況をお知らせくだされば嬉しいです。

→さりげなく連絡を取りたいときの3行です。再会するのか、メールだけで済ませるのかは相手に委ねているので、誘って断られると不安な人にも向いています。

<返信が届き、再会したいときの3行>
■○○さんがお元気そうで何よりです。 
お蔭様で私も元気にしております。
よろしければ久しぶりにお喋りしませんか。

<約束するときの3行>
■では、○/○(○曜)18時 ○○にて お待ちしています。
どうぞクールビズでお越しください。
お目にかかれますことを楽しみにしております。

→食事やお酒を楽しむ席であっても、相手が取引先や営業担当、目下の場合は、猛暑のなかスーツを着てくる場合があります。そんな予感がしたら、「クールビズで」と添えてみてください。相手からすれば、そんなちょっとした気配りが嬉しいものです。

<お礼の3行>
■今日はお時間を作っていただき、ありがとうございました。
お忙しそうですが、猛暑の折くれぐれもご自愛ください。
またお会いできますように。

お礼メールはマナーをもって送ります。そして余韻も大切です。例文では1行目にお礼を、2行目には「ご自愛」という相手を気遣う言葉を入れてみました。3行目の「またお会いできますように」は、お付き合いを続けたい人に送る大切な意思表示です。今後相手から連絡を取りやすくなるメリットもあります。

今回は3行メールをテーマにしましたが、文例は一筆箋やハガキにも使えます。

暑いからと出不精になりがちな夏。気になるあの人に たった3行のメッセージを送ってみてはいかがでしょう。それがキッカケとなり、あなたに素敵な夏の思い出が増えますように。

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