現在の総合大学のような存在だった教育施設

 

 

弘道館は、江戸時代後期に常陸国水戸藩に開校した藩校です。徳川幕府最後の将軍となった徳川慶喜も、父斉昭の厳しい教育方針によって幼少の頃から弘道館で英才教育を受けました。

弘道館は、水戸藩第9代藩主の徳川斉昭によって、1841(天保12)年8月に創建されました。文武両道を目標に藩士の教育を行いました。

武士の教育施設であるため数々の武芸の鍛錬が行われましたが、そればかりでなく医学、薬学、天文学、蘭学などの幅広い学問が取り入れられていました。現在、全国各地にある総合大学のような存在だったわけです。江戸時代においても教育の重要性が意識されていたのです。
 

 

 

 

1857(安政4)年には、鹿島神社と孔子廟を祀り本開館式を行い、当時の藩校として国内では最大の規模を誇りました。徳川慶喜はこの藩校で近代的な学問を学んだため、最後の将軍として大政奉還の英断を下すことができたのかもしれません。

藩校を取り囲む広々とした庭園には、60種800本のウメが植えられ、梅の名所となっています。

■弘道館
住所:茨城県水戸市三の丸
電話番号:029-231-4725
料金:大人 190円、小・中学生 100円
営業時間:2/20~9/30 9:00~17:00、10/1~2/19 9:00~16:30
定休日:年末年始
アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「今出川」または「丸太町」駅下車、徒歩8分
HP:kodo-kan.com/

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