人生の「変えたくない」「変えられない」を起点に考える

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自分の軸となる要素は何かを見極めるだけでも、モヤモヤが整理しやすくなるはずです

女性が働くことはもう当たり前のこととなりましたが、その分働く女性が抱える問題が多様化・複雑化している様子も垣間見えます。子育て時期の女性が働き続けるための情報発信をしているガイドの元にも、悩みや不安を抱えるママ達の声が多く聞こえてきます。普通に働き続けるだけでも大変なのに、結婚、妊娠・出産、子育てといったライフイベントを経験するたびに、より一層複雑になり「私は一体どうすればいいの!?」と自問自答する女性は少なくありません。

悩むこと自体は悪いことではありませんが、全くのゼロベースで悩んでいるとなかなか出口が見えてきません。あなたのキャリア・人生において「ここは変えたくない、譲れない!」という点や「環境的にこれは変えられない」と分かっている点は何か、まずはここを整理してみるのも手です。

今回モデルケースとして取り上げる「ママそら」代表の奥田絵美さんは、そんな変えられないポイントを華麗に乗り越え、働く場所や形態に囚われず理想とする働き方を実現していらっしゃいます。彼女のお話を通して、母として女性として働くことについて考えていきたいと思います。

夫は転勤族。でも理想の働き方を叶えたい!

ママの輝きから子どもや家庭、社会を元気に、そして明るい未来へ! をテーマに、ソーシャルメディアを通じて空の様に広く深く繋がりながら、ママの安心感・笑顔・輝きを応援している「ママそら」。その中心人物である奥田さんも、2012年10月にママそらをスタートさせるまでには紆余曲折がありました。

奥田さんが社会人として最初に経験した仕事は、証券会社での営業。勤務時間が長く、男性も女性も数字が全ての世界でバリバリ働いていたのだそう。そして、その頃同じ会社に勤める現在の旦那様と結婚。旦那様は職業柄2年程度で転勤になることが多く、奥田さんもその度に転職し、色々な仕事を経験されたそうです。

常に目の前の課題と向き合い、それを周りの人との関わりの中で解決するという強力な問題解決能力を発揮してどんな仕事もこなしてきた奥田さんですが、旦那様の転勤の度にそれまで築き上げたキャリアを手放すことに疑問を持つようになります。ちょうどその頃、奥田さん自身も通っていた助産院で産後ママ向けのセミナーを企画・運営していた事から、子育て時期のママをサポートすることに大きなやりがいを感じていました。そこで、転居の多い環境でも奥田さんが最もやりがいを感じる仕事を続けることができるように……と行き着いたのがママそらでした。